冬のパッシブデザインの基本中の基本です
冬のパッシブデザインの基本中の基本です
まずは、当たり前ですが断熱性能を上げることです。
また、気密も大事ですよ。C値=1以下にして下さい。私のブログには気密のことも書いていますので、ご覧ください。
建物全体の保温性能が重要です。性能値を表す数値としてUA値が使用されていますが、
水野建築ではUA値と並んでQ値を使用することが多いです。
Q値を使用してエアコンの暖冷房容量を算定して冷暖房計画を行います。
私が思う最低ラインはHEAT200のG1レベルです。岐阜県土岐市ですと5地域になりますので、UA値は0.48以下、Q値だと1.6以下を目標にしてください。
岐阜県土岐市の5地域での基準値は、UA値0.87とQ値2.7が同じくらいの数値です。
UA値、Q値を小さくしていくと建物内部の室温が全体に上がっていきます。
言い換えれば熱が逃げにくくなります。
水野建築では窓の付属部材をも考慮して、内部にハニカムスクリーンなどを取付けて「リアルQ値」を出せるようにしています。
実はこれは申請用のUA値やQ値では分からないものです。
そして、もう一つ大事なのが、日射熱利用暖房です。
日射熱利用暖房は設計力が必要ですが大切な方法です。
南面の窓から日射を取り入れて、日没まで日射量を十分に貯め込みます。
十分に貯め込むには一定の断熱性が必須になってきますが、夜まで熱が残るようにします。
ポイントとて、日射シュミレーションで日当たりを確認してください。
日当たりが十分にある場合は、南面の窓面積比率を増やすと得になります。
(夏は日射遮蔽が必要です)
南面の窓ガラスは、low-eガラスで日射取得型を使用します。その他の窓日射遮蔽型を使います。
そして、南面に窓がある部屋の床面積の20%以上を目指しましょう。
日射熱利用暖房をうまく計画すると、午前中からずっとポカポカになります。
前回のブログで書きましたが、暖房機の平均日射取得率ηAH(イーターエーエッチ)の数値は2.5以上を目指しましょう。
(ただし、Q値が最低基準程度の場合)
「住いの相談」はいつでも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
お陰様で創立56周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
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