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「水野建築」の強みって何でしょう?

数多くの住宅メーカー、施工会社、工務店がある中、私たち「水野建築」に興味を持っていただきまして、誠にありがとうございます。
おそらく今、お客様が一番知りたいことは、「水野建築」は他社とどう違い、自分たちが目指す家づくりにピッタリの会社であるのかどうかだと思います。

そこで私どもが自負しております「水野建築」の11の強みをピックアップしてみました。

「水野建築」の11の強み

(1)歴史と実績で対応

家づくりを通じて何かを「つくる」ことに従事しておりますと、いいものをつくり上げるためには何よりも「経験」が重要だということがわかってきます。

たとえば靴を一足つくることを考えてみましょう。
経験の無い人でもデザインをし、かたちとしてつくりあげることはできるでしょう。特にデザインセンスがあると自負する方なら、カッコイイ、そしてファッショナブルな靴を生み出せるでしょう。

でも実用に耐えうる靴かどうかといったら、おそらく無理でしょう。
何万歩も歩くことに耐える素材選びから、構造や接合強度、足が痛くならない形状や工夫など、先輩職人から連綿と引継がれてきたノウハウや技が活かされていないからです。
鞄だってそうでしょう、洋服だってそうでしょう。時々、若いデザイナーが作ったと思われるオシャレな服に飛びついて買うことがありますが、一回着ただけでよれよれになってしまう場合があります。

これではデザイン負けです。
本来の価値を持っているとはいえません。

そう考えると、家というのはとてつもない技術の集合体だということも分かってきます。
特に日本の家は暑さ寒さにだけでなく、雨や湿気といった過酷な環境を背景にしているため、知恵と技術の積算は海外住宅の比ではないかも知れません。
水野建築は、長年棟梁として家づくりをしておりました先代が昭和40年(1965年)、私が7歳の時に独立し創業した会社です。職人気質の父は、朴訥ながらも、お客様としっかり向き合い、持ち味の技術力で信頼を積み重ねてきたと思います。
そして平成5年(1993年)に、私「水野孝治」が2代目として引継ぎましたが、営業活動の中で「先代の縁で、家づくりを水野さんに頼みたい」というお客様の多さに驚いたほどです(このあたりの経緯は、社長の詳しいプロフィール「水野孝治」で語っております)。
この信頼は、一朝一夕にでき上がるものではありません。私は身が引き締まる思いでした。そしてお客様の更なる信頼に応えるべく、丁寧に、そして確実な精度で、より強く、より快適な家をと、現在まで約500棟もの実績を積み上げることができました。
もちろん、先代だけが頑張ったわけではありません。後にも触れますが、我が社は現場を受け持つ大工の技が命だと思っております。ですから我が社では匠の技を引き継いだ「経験」と「実績」のある社員大工が信頼を積み重ねてくれているのだと考えております。

(2)スピード対応

「住宅は完成したら終わりではない。

「お引渡し後に始まる新しい暮らしと一緒に、メンテナンスという形でまた新たなお付き合いが一生続くもの」。我が社はそう考え、地域密着にこだわります。
それは、何かあったらすぐに駆けつけられなければいけないと考えるからです。
あってはなりませんが、扉の不具合、水道の水漏れ、電気のトラブルなどはスピード対応が重要です。

もし大雨で、被害が出た。そんな時も「後日お伺いいたします」では許されるわけもありません。
また、新しく建った住まいは落ち着くまでしばらく時間がかかるものです。
無垢材を多用した木造住宅の場合はなおさらで、調整も必要ですし、きちんとした説明もサポートも必要となります。

こんなわけで、電話一本ですぐ駆けつけられる「地域のホームドクター的“建築家&工務店”」を目指す「水野建築」の対応エリアは、会社所在地の岐阜県土岐市を中心に、瑞浪市・多治見市・可児市・恵那市、美濃加茂市・愛知県春日井市・瀬戸市(車での移動50数分圏内)をめどとしております。

(3)建築士社長の直接対応

以前、他社で家を建てられた方と話す機会がありました。その方は言いました。

「私たちの“こうしたい”という想いは、対応する営業スタッフさんから設計士さんへ、そして監督さんから大工さんへとリレーされ、それはなんだか伝言ゲームの様に、微妙に意図したものと違う形で仕上がることが多く不満が残りました。でも家づくりはどこもこんなものなのかな? と当時は考えていましたが、良く考えればおかしなこと。もっと“こうしたい”を反映して欲しかった」

というものです。
私どもはこのような後悔があってはならないと強く考えております。
大切なお金をお預かりして、お客様の想いを受け継いで家をつくるのが私どもの使命です。
つくる側に必要なのは、確かな技術力を持っていることはもちろんのこと、お客様の想いを受け継ぐための仕組みとコミュニケーション能力が備わっていることです。
そしてお客様の想いとズレのない家づくりのためには、相談のしやすさと直接対応が必要と考え、我が社では営業スタッフを置いておりません。
お客様とお話しさせていただくのは、お客様の家づくりを統括し、一級建築士でもあります私「水野孝治」です。
お客様にとりましても、つくり手とコミュニケーションがとりやすいことは、いい家をつくってもらう上でとても重要なこと。それに私水野は、人から「話しやすい」と言われることが多いのでご安心いただいてよいかと思います。
どうぞお気軽にご相談ください。
家づくりの計画では、具体的な仕様や設備面での話しになっていくと予算との兼ね合いも生まれてきます。
その時はどうしても譲れないことを中心に、優先順位を検討しながら決めていきましょう。
予算の中で費用バランスをとるのも私の大きな役目です。どうぞお任せください。

(4)社員大工対応

ハウスメーカーや大手工務店などの施工担当者を見ますと、外注の大工さんを使う場合がほとんどだと思います。
その理由は、施工スケジュールに合わせて人員を調整しやすいことと、社会保障や保険など、社員として雇用する経費リスクを抑えることができるからではないでしょうか。
経営効率のアップを図るその方法が全て悪いわけではありませんが、職人を依頼する側としましては、一人ひとりの力量や対応力、誠意などを熟知していない分、不安になることは否めません。
その不安はすなわちお客様の不安に直結するものでもあります。
最近はどこの業種でも、社員を雇わず、派遣や契約社員で人件費を抑え、利益を上げるシステムへと移行が進んでいます。そのような背景から、ひと頃のような「愛社精神」という言葉も忘れ去られようとしております。

私たち水野建築は本当にそれでいいのだろうか?と疑問を持っています。

外注として依頼された側では、報酬分のことはやってくれるでしょう。でも、それ以上は期待できませんし、期待すべきでもないでしょう。
その点、愛社精神を持ち合わせた社員ならば、現場での気付きや、問題点が生まれた時の対応面で俄然違ってくるものです。
何しろ社員である彼らは、会社に誇りを持っています。待遇が保証されている分、存分に、納得できるまで仕事はできるというものです。
そして先輩大工から伝統技術を引き継ぐ時間もしっかり確保できるため、安定した技術力を発揮できます。
もちろん、会社の顔に泥を塗るような行為が自分たちの首を絞めることも熟知しております。
我が社がこれまで地域で愛されてきた理由の一つは、このような現場対応、社員大工の真心によるところが大きいのです。

(5)住宅ローンアドバイザー対応

住宅を建てる場合には非常に多くの資金を必要といたします。
土地の購入も一緒に考えようとすれば尚更ですね。そして悩みも生まれます。
銀行や信用金庫、信用組合、モーゲージバンク(不動産の抵当権を担保にした貸付け)など多様な金融機関から様々な住宅ローン商品が提供されている中で、自分たちにピッタリの方法は何なのか。頭金をどのくらいにして、ローンをどのくらいで、何年で組むのがいいのか。
さて、でもその前に、最優先で行うべきなのは「自分たちの正確な資金計画を正確にシミュレーションすること」と、私は考えます。そのために検討していく順番は、

【1】理想とするこれからのライフスタイルにあった返済金額を想定。
【2】金融機関のローンシミュレーションをして金融機関を選別。
【3】金融機関の事前審査を済ませておく。
【4】土地、建物を検討していく。

です。
借りられる金額が分からないのに、いくらの土地を探せばいいのか、いくらくらいの建物が建てられるのか分かるはずがないからです。
検討する時の注意点もあります。【1】の返済金額を想定する場合では、目いっぱいローンを組んでしまうことによるリスクも考えなくてはなりません。
要は「いくらまで借りられるか?」ではなく「いくらまでなら返せるか?」という、限界予算ではなく安心予算です。
家は、家族を幸せにするものです。
せっかく家を建てたのに、ローンに追われ、その後の生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。だから子どもの進学費用や、車の買い替え費用も吸収できる将来を想定した計画が必要なのです。
土地、建物を検討する【4】の場合でも、ローンの保証料や手数料、登記費用、税金等を計上しましょう。引越し費用、仮住まい費用も必要でしょう。さらに家具や家電を買い換える費用も計上しましょう。そうすれば安心して計画を練ることができます。

でもご安心ください。
水野建築がお出しする総予算見積りでは、家電品などの購入項目も含めてございます。さらに私「水野孝治」は住宅ローンアドバイザーの有資格者でもあります。お客様が最適な住宅ローンを選択することができるように、消費者保護や説明責任を果たし、住宅ローンについての正確な商品知識、リスク、情報などをアドバイスいたします。また、ご家族の将来コストを想定した返済シミュレーションを通じて、安心して建てられる提案もいたします。

家づくりが終わったあとでも、余裕のある、楽しく幸せな家庭をつくってほしい。
そう私たちは考えています。

(6)耐震構造+制震構造で対応

筋交いで力を受けたり、耐震面材を使ったりと、地震の力を分散させる様々な技術と仕組みで、厳しい日本の耐震基準をクリアし、強い地震にも耐えるよう設計されているのが現代の住まいですが、耐震性能が基準以上だから「壊れない」こととは違うということを知っておきましょう。
あくまでも耐震基準は「倒壊しない」強度であって、「壊れない、ひずまない」こととは違うのです。

そこで考え出されたのが制震装置を装着した制震構造です。
制震装置はいうなれば車でいうところのショックアブソーバー。もし悪路を走る車にショックアブソーバーが付いてなかったら、鉄で出来た車は大きく壊れなくても、フレームが歪み、乗車している人も怪我をしてしまうでしょう。それと同じです。

地震による瞬間的で急激な揺れが建物の構造に伝わった時に構造そのものに粘りがあれば、建物が受けるダメージが小さくなることが分かります。ダメージが小さければ、揺れ幅も抑えられ、結果家具の転倒被害も小さくなります。このような意味合いから、水野建築では耐震性能だけでなく制震性能を高める提案をしています。

でも価格が高くなりすぎては困りもの。水野建築では通常の工法に追加するだけで、手間も、コストアップも少なくて済み、しかも地震の揺れで起こる建物のひずみを最大50%も低減させる大建工業の「ダイライト制震システム」を積極的に採用しております。

(7)高気密・高断熱住宅で対応

夏に涼しく、冬に暖かく過ごせ、省エネに貢献する住まいにしたいものです。
その理想をかなえるために良く話題になるのが高気密・高断熱という性能です。
一旦暖めたり冷やしたりした空気が持続できればエアコンに頼りすぎることなく暮らせますし、何より体そのものが楽です。

たとえ話をしてみましょう。
皆さんは発泡スチロールが高い断熱性能を持っていることをご存知ですね。この発砲スチロールの板で雑に小屋を組み立てることを想定してください。
どんなに分厚い発砲スチロールの板で組上げたとしても、真冬の寒風の中、隙間のある雑なつなぎ目から隙間風が入り、小屋の中は寒いことはわかります。
ならば、と、高気密なビニール袋で覆ってしまいましょう。風は入りませんが、ビニールの表面は吐く息で水浸しになますね。放っておくとカビの原因になってしまいます。
もし木片が結露で濡れるようであれば数年で腐ってしまいます。
つまり、如何に発砲スチロールで隙間をつくらず組上げるかが重要なのか分かります。
つまり、「高断熱」と「高気密」をセットで成り立たせなければ、健康を害したり、家の寿命までも短くしかねないことが分かっていただけたと思います。

そして当社が建てた高断熱の家は、お施主様からの評判も非常に高いものになっております。
その快適性はたとえば「冬、体の芯が寒くないし、夏も体の内部が火照らない」というもの。

あるお施主様は言いました。
「底冷えした以前の家では、近所に外出する時でも厚着をしていたけれど、断熱性の高い新しい家では近所への外出ぐらいなら寒さを感じずに薄着で出られます」と。

これはどういうことかといえば、体の表面ではなく深部が暖まっているからと思われます。真冬でも、温泉に浸かった後は薄着で外へ出てもしばらく寒くない感覚と同じで、まさに温泉効果とも言うべき性能があると思われます。
夏も同じで、エアコンを切った途端に汗が噴出した以前とは違い、涼しさが持続して、やはり真夏の外出も楽になったとよく言われます。
この話を聞き、家の断熱性能は重要だし、なんだか寿命そのものを左右しかねないなあと思った次第です。

(8)自然素材による住環境創造

歩き疲れた時、ベンチが二つあったとしましょう。
一つはシンプルですが木製です、もう一つはオシャレなプラスチック製。
あなたはどちらを選びますか?
どちらが正解とか不正解ではなく、実はこの単純な質問の中にあなたが求める家づくりの方向性が隠れているのと思うのです。
もうお分かりかと思いますが、自然素材とあなたの相性です。

では、自然素材が好きという方は一体どんなところに魅力を強く感じているのでしょう。
たとえば無垢材の場合、おそらく見た目や触り心地に好感をもつと思います。本物の木目の深みはプリント合板では太刀打ちできない味わいがあります。触り心地も中身が詰まっているという質量感が伝わりなんとも頼もしく愛着が湧いてきます。それに何と言っても香りのよさがありますね。醸し出される香りは人の心を癒してくれますから本当に不思議です。

壁ではどうでしょうか。
ビニールクロス珪藻土の塗り壁。やはり見た目と素材感で塗り壁は質感が違います。そもそもプリント合板にしてもビニールクロスにしても、見方を変えれば無垢材や塗り壁の模造という一面がありますから仕方ないことかもしれません。
(しかしながらこれらの新建材は、自然素材の不均一性というデメリットを払拭する素材としては有効で、しかも素材精度が高い分、自然素材で施工するより施工の手間がかからず、素材費用とともに工事費用が抑えられるメリットはあります。)

自然素材の魅力は前述した見た目だけではありません。実は室内環境を整えてくれる隠れた性能があるのです。それは断熱性能と調湿効果です。

たとえば夏の直射日光の下で、鉄と木に触れた場合、木は鉄と違ってやけどをするような熱さを感じません。冷凍庫の中でも鉄なら手が張りついてしまいますが木なら触れることができます。ここまでの優れた木の断熱性はどこからくるのでしょう。その鍵は細胞にあります。つい忘れてしまいそうですが木は生命体ゆえに細胞があります。

もちろん我々動物も細胞でできています。でも植物細胞には動物細胞にはない細胞壁があります。切り倒された木がその後も原型を保てるのは硬いセルロースでできた細胞壁があるためで、やがて細胞内は水分が抜けて、一つ一つ空気で満たされます。細胞単位の空気(熱伝導率がゼロに近い)の層で構成されるため、優れた断熱性が得られるばかりでなく、表面では触れた瞬間の体温との親和性が得られるのです。

壁材に使う珪藻土も同じです。珪藻はこの地球上に最も早く誕生した原生生物「単細胞藻類」の一つ。ですから珪藻土を顕微鏡で見るとミクロ単位の細胞の孔がスポンジのようにたくさん空いているのが見えます。そこが一般的な土と違うところです。

そして両素材とも、もともと水分で満たされていた、浸透性に優れた細胞を持つだけに、細胞の中と外の湿気の濃度に違いがあると、均等になろうとする特質があります。これが吸水・保水性による調湿効果です。霧吹きで水を吹きかけると吸い込んでしまうことでも確認できますね。そして保水していて周りが乾燥してくると、吸収した水分をはき出す力を持っています。この調湿機能があるため「自然素材は呼吸する」ともいわれます。部屋の湿度を調整してくれることにより、冬は結露が抑えられると同時に適度な湿気も空気中に残してくれます。夏は過度な湿気を吸収してくれるため部屋はカラッとして蒸し暑さを防いでくれます。

 また、自然素材の呼吸効果で、湿気だけでなく、空気中の有害な化学物質や臭いを吸着する効果も高まります。健康住宅を目指す方には気になる素材となることでしょう。
いかがでしょうか? もし、「明らかに自分は自然素材が好きだ」というのでしたら、床には合板タイプのフローリングではなく、無垢の木を使いましょう。壁もできるだけ珪藻土などの塗り壁を使いましょう。

「ただ、自然素材のよさはわかったけれど、施工費用が高くなりそう」。そんな心配もごもっとも。確かに問題点は、自然素材を使う素材費や工期が長引くためのコスト高という点がございます。しかし、規模を見直して、コンパクトでも品質を追求して見ましょう。実はこの流れは最近の傾向でもあるのです。広さも求めるのでしたら、たとえばリビングや寝室だけを自然素材で、という方法もありかと思います。

さらに我が社では塗り壁ではございませんが、呼吸する布クロスもおすすめしております。ビニールクロスよりも割高にはなりますが、塗り壁のような調湿効果が得られるクロスですのでお気軽にご相談ください。

(9)立体設計で住空間のポテンシャルアップ

皆さんは図書館で調べものをしたことがあると思います。吹き抜けのある広い空間の中で、それぞれの人がそれぞれのことをしていても意外と気にならないし、ひとりで狭く閉じられた部屋にこもる作業より、気分良くできたという経験はあると思います。

このことは、たとえば小学生のお子さんが、広くてお母さんの顔も見えるダイニングで宿題をやりたがることと心理面で関連があるのかもしれませんね。
実は、この「広い空間は気分がいい」、という流れの中で生み出されたのが紹介する「ナナメウエのイエ」です。
家を建てようと考えた時、きっと誰でもある程度の広さや開放感は欲しいと願うでしょう。しかしながら、敷地の広さや土地形状によって、建物が制限を受けることはよくあることです。
そこで水野建築は考えました。住まいを二次元的な面としてだけで考えるのではなく、三次元的な立体空間として設計する手法です。
単なるスキップフロアという観点ではなく、開放感が心理に与える影響を考えた家づくりです。

それでは具体的な解説をいたしましょう。
一般的な立方体の部屋ならナナメ上を見上げても見えるのは頭上の天井の角。でも「ナナメウエのイエ」は違います。見上げれば爽快感が満喫できる吹き抜け感覚の空間です。

その見上げた空間には窓があり陽光が降り注いでいます。でも、それでは吹き抜けとどこが違うの? と思うのもごもっとも。違うのはナナメウエの空間の床も一段高くなっていることなのです。

高くなった床を生活空間に、そして下の部分を収納スペースにしたらどうでしょう。そうです、家の中の面積が増えてしまいました。これが「ナナメウエのイエ」の一番の特徴です。

さらに、先に触れた高くなった床面を横にずらしてみましょう。対角線が長くなることでさらに奥行きが生まれます。つまり空間を上下左右に変化させることで、同じ建坪でもより広く感じる空間マジックを施す方法なのです。

そしてこの方法は、「部屋をつくるのではなく居場所をつくる」ことにつながっていきます。
たとえばリビングとキッチンの高さを変えるだけで同じ空間なのに高低差でゾーン分けができてしまいます。リビング階段の踊り場にカウンターデスクを設けて子どもの学習スペースにすれば、孤立することなく子どもは自分の世界に没頭できます。キッチンの奥様も同じです。料理に集中しながらも、適度な距離感の中で家族同士声が掛け合えるのって嬉しいものです。

もちろん光も風も満ち溢れることでしょう。ナナメ上下に光が通い、風が通う。そんな空間のつながりは家族のつながりでもあるのです。

(10)日常をワンフロアで完結できる快適性

敷地的な条件が揃わないと難しい側面がありますが、もし日当たりの良い場所で、土地の広さにゆとりがあるのなら、思い切って平屋を建てるのはいかがでしょう?
そうすれば日常をワンフロアで完結できる便利さだけでなく、階段に頼らずに暮らせるため、足腰が弱る高齢になっても安全に住み続けられる安心感も付いてきます。

最近の社会情勢、経済情勢を見ましても、高度成長期のスタンダードモデルの家づくり、建て替え、住み替えなどが通用しにくい時代になってきました。
「先のことはその時になったら考える」のではなく、「先に将来を想定し、逆算で今を考える」方法を採り入れましょう。

こんな例があります

子育てを終えられた方の話です。
高度成長時代、その方は2人のお子さんが幼い頃に憧れの2階建てを建てました。1階は広いLDKに6畳の和室、2階にはルーフバルコニーに面して個室が3部屋並びます。
そして今では子どもたちは結婚し独立をしています。その方は言いました。

「家がひっそりとしてしまって…家が広すぎても、人を寂しくさせますね」

と。特に子どもたちの部屋が並ぶ2階は物音ひとつせず、同じ2階にある寝室に出入りするたびに寂しい思いになると、そして掃除もままならないと。
その方はさらに言いました。

「近いうちに寝室を1階の和室にしようと考えています。でもクロゼットが2階で、モノを取りに上がるのが大変に感じるようになってきています」

おそらく、家を建てる時は、親の務めとしてお子さんにちゃんとした個室を、と考えたと思います。
将来空き部屋になったら他の使い道を考えようと漠然と思いながら。
しかし、高齢になった時の、寂しさや、もてあまし感といった精神面の想定はできなかったと思うのです。

若い方には実感が湧きにくいことかもしれませんが、家づくりではこのような未来を具体的に想定する必要があります。将来的に家族構成が変わる、ライフスタイルが変わることは避けられないからです。

さて平屋を建てるには何といっても土地の広さが必要となります。
ですが、先の例で二つのヒントが得られました。

「過度に広すぎても将来もてあましてしまう」「2階に重点を置かないほうがよい」

ということです。
ということは、コンパクトでもいいから1階で夫婦二人の生活が完結できるように考えればいいことになります。
つまり2階に重点を置かない家を工夫すれば、一般的な敷地でも可能性は出てきます。それが水野建築が考える「平屋ベースの家」です。

基本的にはLDK、寝室、クロゼット、納戸を確保しながらコンパクトにまとめます。そして小屋裏を利用して、簡単な子ども室と子供用のクロゼットや納戸を用意します。子ども室は広くせず、造りつけの机や棚を設け、ベッドが置ける程度のサイズにします。屋根裏にはしっかり断熱を施し、暑さ寒さのストレスは掛からないようにしますが、天井が低くなるので、子どもたちを部屋にこもらせない意味でも有効となるでしょう。

子ども室を簡素にする理由は、子ども室が必要なのは思いのほか短い期間だからです。子どもが自分の部屋を使うのは眠る時と、中学、高校時代のテスト前や大学入試勉強の時くらいではないでしょうか。実際我が家でもそうでした。特にお子さんが小学生くらいまでなら、宿題や勉強は食卓で済ませ、友だちと遊ぶのもリビングという家庭が多いのではないでしょうか。

ですから、子ども室に大きく費用を掛けず、その代わり例えば階段サイドを書棚にしたり、ダイニングの一角に多目的デスクを造作し、ここで勉強でも宿題でもできるようにします。特に年齢差のある兄弟姉妹なら集中して利用する時期が違うので、利用効率は高くなります。階段書棚も、階段が椅子代わりになるので、天井に照明を付ければ立派な読書室になるというものです。

このように、LDKを中心に居場所をいっぱいつくります。そうすることで無意識のうちに家族同士のコミュニケーションが育まれるわけですから一石二鳥ですね。

経済的にゆとりがあれば、将来夫婦だけのために平屋を建てたり住み替えもいいでしょう。
でも、未来に負担を強いることのない、そのまま住み続けられる家をと考えるのなら、はじめから平屋ベースにすることがおススメです。

(11)リフォームにも豊富な実績で対応

キッチンやお風呂を最新にしたい。収納スペースをつくりたい。
そんな設備を新しくするリフォームから、耐震改修や断熱改修などの家全体の構造に関するリフォーム、リノベーションまで水野建築は対応いたします。

たとえばキッチンのリフォームの要望を頂いた場合、水野建築では最新キッチンの入れ替えだけがリフォームとは考えません。キッチンを取り巻く周辺部分、たとえば収納であったり、洗面室への動線であったり、それぞれの問題点や事情に即してトータルに改善する事が、理想的なリフォームだと考えます。リフォーム後の暮らしで、ただ設備が新しくなったこと以上に、生活が楽しくなったという喜びを感じてもらうことこそが重要だと考えています。

さて、長年暮らし続けてきた、家族の想い出がいっぱい詰まった愛着のある我が家ですからリフォームするのか、いっそ建て替えてしまった方がいいのか、はたまたそこを売って新しく土地を買い新築するのか、多くの方が判断に迷います。仮住まいのこと、工事期間のことなど、想定しなければならないことは山の様にあり、コストのかかり具合でも悩みを複雑にします。

家は家族にとって歴史であり文化そのものです。もし、家そのものが暮らしにくく、使いづらく、信頼もおけないのであれば、建て替えや新築をお勧めいたします。ですが、もし、残したいという願いがあるのであれば、できるだけ愛着という価値を残したまま、性能を高めるリフォームやリノベーションの方法がありますから一緒に考えてまいりましょう。

水野建築では建て替えの場合と、リフォームやもっと大掛かりなリノベーションをする場合とのメリット、デメリットを整理してアドバイスいたしますからご安心ください。

もちろんこれまでに触れてきました気密・断熱のこと、耐震・制震システムなどもリフォーム、リノベーションで導入できます。家族の歴史や住まいへの愛着を大切にしながら、先進の快適性と安心感を追加することも可能ですのでどうぞご期待ください。

また、水野建築は「リフォーム工事瑕疵保険」にも加入しております。この保険はリフォーム工事を実施した工事箇所に万が一後日、欠陥が見つかった場合に、その欠陥を補修するためにかかった費用をお支払いする保険です。万が一の場合でも安心していただけます。

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