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UA値,Q値、C値といってもピンときませんよね

高気密高断熱住宅は当たり前になってきています。

雑誌、チラシ、TV、ラジオ等で建築会社さんは、「弊社のUA値は○○です。C値は〇〇です。だから弊社の家は冬暖かくて、夏涼しいです」と宣伝している会社が多くなりました。

間違ってはいませんが、これだけでは不十分ですよ!

 

断熱性能の比較には「Q値」や「UA値」や「C値」という数値が表記されています。

ちなみにQ値は「熱損失係数」といいます、UA値は「外皮平均熱貫流率」といいます。

いずれも値が小さいほど断熱性能が高いです。

C値は住宅における相当隙間面積のことです。 数値が小さいほど優れた気密性をもつ建物といえます。

 

大事なことは、しっかりとした設計手法で建物を作っていかないと、住んでみてから「えっ。こんなはずでは・・・」になってしまいます。

そうならないために、「パッシブデザイン」での設計がとても重要になります。

 

まずは、建物のありか方に工夫をします。次に建物の周りにある自然エネルギー(太陽・風・地熱)を利用します。その自然エネルギーを最大限に活用して調整を行います。

そして、高い室内環境を実現させながら、小さなエネルギーで、豊かに暮らせる住まいをつくることになります。

 

パッシブ設計5項目である断熱、日射遮蔽、自然風利用、昼光利用、日射熱利用暖房の5つの項目は、建物を建てる地域や立地条件、住まい手によって内容が異なってくるので、5項目をしっかりと意識しながら設計することが不可欠です。

 

水野建築では上記の設計を行い、下記2つの数値を追加で表記しています。

夏に室内に入る太陽熱の量を表すηAC値(イーターエーシーチ)

冬に室内に入る太陽熱の量を表すηAH値(イーターエーエッチ)

省エネと室温の快適性はこのηAC値とηAH値が重要です。

 

ηAC値は小さい方が涼しく、ηAHは値が大きいほうが暖かくなります。

これを検討しない建築会社は省エネ住宅を作れません。

弊社での目標基準は、ηAC値が1以下、ηAHが2.5以上です。

ηAHが2.5以上はとても難しいです。(立地条件によっては目標値を変えます)

 

 

先ほどの数値を利用してお客様に分かりやすく説明するために室内温度で提案します。

冬は夜の12時に暖冷房を切って、冬の朝6時で室温が15℃以上、夏は窓を閉め切った状態で昼間に35℃以下を目標にしています。

 

土岐市Y様邸の室温シュミレーションです。

UA値は0.43(HEAT-20のG1グレード基準達成)です。

 

■LDKの冬の室温変化

夜の12時に室温20℃で暖房を切ると朝の7時頃には13℃まで下がります。

 

 

■LDKの夏の室温変化

夏は窓を閉め切った状態(日射遮蔽は行っています)で、午後1時頃は35℃になります。

 

 

室温で表記すると断熱性能も分かりやすいですね。

興味を持たれたらお気軽にお問い合わせ下さい。

 

お陰様で創立56周年を迎える事が出来ました。

岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

水野建築は、ZEHビルダー★★★★★☆(五つ星)です

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

 

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