松尾和也先生の話を聞いてきました
先週、取引先のジツダヤさんが第2回の
「改正省エネセミナー」がありましたので、出かけました。
今回は、パッシブジャパン理事の松尾和也先生の講演です。
私が毎月読んでいる「新建ハウジング」や「日経ホームビルダー」
など建築雑誌に多数寄稿もされていて、いつかは松尾先生の話を
聞いてみたいと思っていましたので念願がかないました。
、
歯切れのいい講演で、省エネ住宅に懸ける情熱も伝わってきて
、わかりやすく説明していただき勉強になりました。
松尾先生が全国から声がかかる理由が分かりました。
そして、大変収穫の多いセミナーで、商売のヒントがたくさんありました。
勉強になったことを少し書きます。
前回の岩前先生も言われましたが、「良質な室内環境」というのは必須事項です。
室内温度が19度を下回ると健康リスクが表れて、理想的には21度以上が望ましい。
ちなみに、ドイツでは室温19℃以下なると基本的人権を損なうと言われています。
ヒートショックで年間17,000人亡くなっている話は
何かもこのブログで書きましたが、もし死ななかったとしても
その後に障害が起こって、一般的な生活が送れなくなる可能性があります。
脳の障害を自分で気づくのが難しいと言われています。
そこで、FAST(ファスト)というのを覚えました。
皆さんも覚えて下さい!!
F Face(顔) 顔が左右でゆがみがないか?
顔のしわに左右差がないか?をチェック!
A Arm(腕)両手を肩の位置まで上げてそれを保持できるか?
もし、片側の腕が下がるかをチェック
S Speech(会話)いつもと同じように会話できるのか?
呂律が回らない状態ではないのか?をチェック
「太郎さんが花子さんにリンゴをあげた」と上手くいえない
T Time(時間)以上のサインを確認してひとつでも異常があるのなら脳卒中
(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など)の可能性が高いです!
119番への通報時間(Time)を遅らせてはいけません
上記がFASTの略です。FASTテストのどれか1つでもできなければ、
即座に救急車を呼んで下さい。
今は特効薬があって4,5時間以内に投薬を受ければ何の障害もなく
帰ってくることができるそうです。
ところがそんな運のいい人は5%しかいません。
ヒートショックで亡くなる17,000人いるとすると、
後遺症のある人はこの3倍いるといわれています。
そして、この国ではなんら室内環境に法的な規制がありません。
また、職人さんなどで外での仕事でない限り、
普通の日本人は9割を屋内ですごすと言われています。
(電車・車も室内として含めます)平均寿命80才として72年を室内で過ごします。
となるとやはり、8割は室内で脳梗塞などヒートショックが起こってしまいます。
知らないことを知ってしまうと自分ができることをお客様に伝え、
室内環境を良くしていくことが大切ですね。
お陰様で創立50周年を迎える事が出来ました。
注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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