高断熱住宅の設計手法 断熱と熱交換換気の観点から パート3
前回の鎌田先生の講演の続きです。
難しいと思われたらスルーしてください。
C値が2の家とC値が0.5の家でそれぞれ第3種換気と
熱交換型を運転すると室内の湿度はどうなるかを
パナソニックさんで計算して頂いた資料があります。
第3種換気で換気回数を0.5回だと湿度は30%くらいですが
、熱交換型は45%くらいになるので、湿度が緩和されるメリットがあります。
給気口から冷たい風が入って来ないので、熱回収した温度の高い空気が
入るので、省エネにもなります。これが熱交換換気のメリットです。
C値が0.5なら室内湿度は57%になり快適な湿度になります。
ただ、洗濯物を部屋干しする場合は湿度が上がりますので、
生活の仕方に注意が必要です。
また、室内に観葉植物や大きな水槽で熱帯魚を飼っている家は
それぞれから水蒸気を出しますので同じく注意が必要です。
熱交換型のデメリットもあります。
パナソニックの換気ユニットは天井裏に設置しますので、
フィルターの清掃する時が面倒です。
脚立が必要になり、脚立に上って天井点検口を開けて
掃除機でフィルターを掃除したりしなくてはなりません。
第3種換気と比べて設置金額(倍以上)が高くなりますが、
冷暖房時の換気による熱ロスを防ぎ、室内湿度が快適になりますので、
住まいの快適性をより高めたい人にはお勧めの熱交換換気システムです。
お陰様で創立51周年を迎える事が出来ました。
注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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