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断熱リフォーム工事は具体的に何をすればいいのですか? その2

先日、お客様と話をしていて、「断熱リフォーム工事は具体的に何をすればいいのですか?」と聞かれました

 

新築と同じ断熱仕様にしようとすると、内部や外部の仕上げ材を剥がして、またもとに戻すなどの工事も必要になり、断熱工事以外の余計な費用がかかってしまいます。

 

実は、断熱性能は全部を完璧にしなければ性能を発揮できないということではなく、部分的な断熱補強工事でも、ある程度全体の性能を引き上げていくことは可能です。

今お住いの家でも、断熱性能は上げられます。

 

そこで、まずはコストパフォーマンスを重視し、出来るだけ既存を壊すことなく部材の追加や交換だけでできる断熱リフォームから考えてみましょう。

 

まず、比較的簡易に断熱性能を追加しやすい部位に、窓、床下、天井(または屋根)の3か所があります。

今回は、床下の断熱改修工事を説明します。

 

窓の断熱改修ができたら2番目に行ってほしいのが、床下断熱改修工事です。

床下は給排水のメンテナンスのためやシロアリの防蟻点検のために、洗面室やキッチンに設けられている床下点検口から床下内部に人が入れるようになっています。

 

そこで点検口から床下に潜り、床板の裏側から断熱材を追加で張り上げたり、吹き付けたりすることができます。

床の断熱性が上がると、足元に直接触れる冷たさが解消されるため、体感的により効果を実感できるようになります。

 

 

 

また、床暖房を入れた場合の暖房効率も良くなります。在来工法の木造住宅は床と壁の間に隙間があいていることが多いため、この隙間を塞ぐ「気流止め」という処理を行うと、より一層の断熱効果を期待できます。

気流止めはとても大切なので注意してください。

気流止めの詳しいことはコチラです

 

発泡系の断熱材を吹き付ける場合は隙間を塞ぎやすいため、気密性を確保しやすいというメリットがありますが、発泡系断熱材はシロアリの被害が拡大しやすいというデメリットもあるため、防蟻剤入りの断熱材を選ぶなど、施工業者とよく打ち合わせる必要があります。

 

構造見学会のお知らせです。

3月23日(土)・24日(日)に多治見市小泉町で構造見学会を開催します。

 

完全予約制の構造見学会になりますので、ご希望の方はQRコード・電話・メール・FAXで予約をお願いします。

開催場所の詳しい内容は予約後にお伝えします。

構造見学会の詳しいことはコチラです
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松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。

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