APWフォーラム2016に参加してきました パート2
後半は「ZEH全盛時代に地域工務店はどこを目指すべきか」のテーマで
(株)日本エネルギー機関の社長であられる中谷哲郎さんの講演でした。
今回も難しい言葉が続きますので、難しいと思われたらスルーしてください。
これから日本が抱えるであろうとする社会的な問題をすでに経験して、
乗り越えようとしているドイツは、日本と同じように少子高齢化、
エネルギーがない国、原発の事故の影響を受けた国です。
この問題をドイツの住宅業界はどのように解決していったのかを話してもらいました。
(再生可能なエネルギー(太陽光など)の活用や省エネ建物の普及の話)
話は変わりますが、ZEH申請時に補助金加点要素であるBELSが
広まることはよいことですが、実は注意が必要だそうです。
例えば、外皮性能を4割向上させても設備の選択を変えれば、
BELS表示上は同じ5つ星扱いとなるそうです。
BELSを使った省エネ性能(燃費)の差別化表現は難しいです。
エネルギーも大事だけど、それだけじゃなく室温にこだわることが、
これからは差別化できる省エネ住宅だと確信できました。
そして、健康な高性能住宅か不健康なゼロエネ住宅を選ぶかは
お客様の判断になるのですが、間違った方向へ導かないのが私たちの務めです。
まとめとして
・これからのZEHはUA値0.46の時代へ
・省エネ性能(燃費)だけでの比較は難しい時代へ
・省エネ性能(燃費)だけでなく快適性(室温)にこだわる時代へ
・省エネ改修が全盛の時代へ
BELSやZEHも内容次第です。
特にBELSの星5つは設備さえ良ければどんな家でも取れそうですので、
省エネの比較の物差しにならないことが理解できました。
お陰様で創立51周年を迎える事が出来ました。
注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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