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24時間計画換気で捨てる熱はかなり多いです。

今日のブログは少し難しいので、興味がない方はスルーして下さい。

お客様とお話をしている中で、24時間計画換気の話になりました。

 

24時間換気により常に新鮮な外気を室内に取り込めるようになりましたが、実は省エネルギーの観点からみると効率はよくありません。

 

換気をすることで、冷暖房で快適な温度にした室内の空気を排出し、新たに外気を冷暖房しなおすことになります。

換気により排出する空気の量は非常に多く、寒冷地の高断熱の住宅では、家全体から外に逃げる熱の約30%を換気が占めています。

 

高断熱になればなるほど、換気による熱損失の割合は大きくなります。

また、温度差のある外気の影響で、室内の湿度も変化してしまいます。

 

そこで、第1種換気のなかでも熱交換器を搭載したものが活躍します。

排気に含まれる熱を給気に移動させて、室内温度にできるだけ近づけて新鮮な空気を取り込んでくれます。熱の移動量はカタログ値で60~90%程度です。

 

ただし、第1種換気のときの給気は、各部屋までダクトをまわすため換気扇で空気を送り込む距離が長く、能力の高い換気扇が必要になります。

換気にかかる電気代が増えますが、換気をすることで失う熱量が少ないため暖房コストは減少します。換気と冷暖房のコストバランスをとることが大切です。

 

第1種換気の熱交換換気システムには、顕熱交換型と全熱交換型があります。

地域や暮らし方に合わせていずれかを選択します。

 

 

顕熱(けんねつ)とは、物質の温度変化にともない出入りする熱のことです。

潜熱(せんねつ)とは、水が氷や空気に変化するように、物質の状態変化にともない出入りする熱のことです。

 

全熱交換型では、顕熱と潜熱の両方を交換することになります。適切な換気方式について、温暖地と寒冷地に分けてもう少し細かく見ていきましょう。

 

温暖地でも、換気による熱損失を気にするなら全熱交換型の第1種換気がお勧めです。

ただし、浴室やトイレなど、湿気とにおいの強い場所の排気ができないため別に換気扇を設置する必要があります。

 

家全体を1つの換気装置で賄いたい人は、顕熱交換型をお勧めします。

どちらが適しているかは家の性能レベルや冷暖房機器とのバランスにもよるので、設計者に相談して選択しましょう。

 

寒冷地では熱回収の効果が大きいので、全熱交換型の第1種換気がお勧めです。

だだし、北海道などのマイナス20℃以下になる地域では、給気によって熱交換素子が凍ることがあります。水蒸気を扱う全熱型のほうがそのリスクが高いので厳寒地では顕熱型がお勧めです。

 

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岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

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「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。

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