みのかも塾~住まいづくりの勉強会~ 2回目
取引先である「ジツダヤ」さんで、住まいづくりの基礎知識の勉強会
「みのかも塾」の第2回目が開催されました。
2回目の講師の先生も日本住環境㈱名古屋営業所の林嘉吉さんです。
第1回目はこちらへ
今回は「高気密住宅」とは? 気密化の勉強会です。
気密を簡単に説明すると隙間を無くして、隙間風を入らないようにすることです。
省エネ住宅では絶対に外せない条件の一つが「高気密化」です
空気の入る場所と出る場所を決め、計画的な量を流すことができます。
性能のいい断熱材を使用しても、壁や床に隙間があれば、
いくら暖冷房しても「ざるで水をすくう」のと同じです。
省エネと計画的換気ができるのが気密化のメリットにつながります。
今回の話を聞いて当社がすぐに行わなければならないことは、
「気密化仕様書」の作成になります。
木在来軸組工法は気密施工性が難しい部分が多いので、
大工さんと相談して自社なりの「納まり方」がありますので、
それにあった手順を決め、そして使う商品をきめることです。
これを平林君と一緒に作成していきます。
勉強になったことで気密性能(C値)はどこまで必要か?
C値とは、住宅の気密性を表す数値で、隙間面積を延べ床面積で割って出した数値。
数値が小さいほど気密性が高い。現場で気密測定をしてC値を出します
現時点の国の政策ではC値=2.0cm/m2 目指すところはC値=0.5cm/m2 です。
そして、C値0.5cm/m2以上の住宅では排気装置のない石油ストーブは、
一酸化炭素と水蒸気が問題になるので使わない方がいいです。
また、気密性が高い住宅は、空気のコントロールが重要になるので、
換気システムはダクト式を採用した方が計画的な換気ができます。
気密性能の比較表です。隙間をハガキの枚数で説明すると分かりやすいですね。
気密と換気のかかわり
気密が悪いと部屋の中に入ってくる隙間風が83%もあるのです。
計画的な換気はできませんね。
来月の第3回目も楽しみです。
お陰様で創立50周年を迎える事が出来ました。
注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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