「みのかも塾」の第3回目 温熱環境
取引先である「ジツダヤ」さんで、住まいづくりの基礎知識の勉強会
「みのかも塾」の第3回目が開催されました。
3回目の講師の先生も日本住環境㈱名古屋営業所の林嘉吉さんです。
第1回は断熱材の話でした。断熱材の弱点を知って、それをカバーする施工方法をする事が大事です
第2回は気密の話でした。気密の重要性を理解して、現場では気密測定をして0.5を目指しましょう!
第2回目はコチラ
今回は住宅の性能に左右する計画換気についてです。
換気の目的は、人間の健康のためのものです。
人間が健康に暮らすためには、きれいな空気が大切です。
壁換気の問題点として下記を挙げられました。
建築確認申請で、一般的な住宅の換気はトイレや洗面室などの連続運転で
許可を得ていることが多いですが、スイッチを切ってしまうと、
換気が出来なくなり、カビや結露が発生します。
また、給気口・排気口の掃除を行ってない。
換気の手法として一番多いのは開口部(窓・ドア)を開ければ
換気する物と勘違いしていることが多いです。
換気・空気が動くのは、台風のような「風力」と「温度」と「気圧」による事が多いが、
自然条件が沿わないとまったく動かないことになります。
トイレの匂いが居間で感じるとか、仏壇の線香のにおいが
台所や玄関でもにおうなどは、換気量が適正でないので調整する。
気密性能がC値0.5㎝2/m2以下でないと自然の風力による漏気が多くなる。
(空気は気密が低くないと引っ張ることが出来ない。)
上記の問題点を解決してきれいな空気を吸いたいですね。
勉強になったことととして、
人は家にいる時に、どこの空気を吸っているのか?
それは、床の空気を吸っています。
人が吸う空気の70%は、足元から昇ってきたものであることが判明しました。
シックハウスの原因となる化学物質は床材やカーペットなど足元に多いから、
壁材や壁紙などの高さを替えるだけでは対策にならないそうです。
省エネ・快適住宅にするには、匂いや湿気等の発生地から
即排気できるのでダクト式がいいと確認できました。
(自宅はダクト式の24時間換気システムです)
お陰様で創立50周年を迎える事が出来ました。
注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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