土岐市の家で気密測定をしました
先週の8月26日(金)に土岐市の家で気密測定をしました。
土岐市の家は6月から基礎工事が始まり、7月に建前を行い、外装下地が完成しましたので気密測定を行いました。
水野建築では全棟気密測定をします。(性能向上リノベーション現場でも行います)
気密測定は、「すきま風を見つける」ことだと理解していだだけると分かりやすいかな?
気密測定の数値はC値という数値で表します。
C値とは、計算床面積1㎡あたりの建物外皮の隙間の量を示す値です。
C値が小さいほど隙間の面積が小さくなり、高気密になります。
隙間の程度は現場の施工精度によって決まるので、C値を知るには気密測定器により計測する必要があります。
断熱と気密の関係を熱画像で検証してみました。
室内側の壁内をあらわした模型を用意しました。左右に同じ断熱処理を行い、左側には気密処理を行わず、右側にだけに気密材を使用して気密処理をしています。
裏側から壁内(模型)に冷気を送り込み、断熱性能が発揮できているのか熱画像の色の変化をみて検証します。
(クリックすると画像が大きくなります)
(出典:YKK性能向上リノベの会のパンフレットより 画像提供:日本住環境株式会社)
漏気により壁の中の空気が動いている状態では、断熱材による保温効果は得られません。
いくら断熱材を厚くしても、意味を成さないということです。
断熱効果を発揮させるためにも「すきま」をなくすこと、すなわち「気密」が重要なのです。
気密測定をしないで「弊社は高気密高断熱を建てています。」という建築会社は信用できませんよ。
測定結果ですが土岐市の家様の数値はC値=0.2でした。床面積は112.62m2
家中の隙間を集めると21㎠です。
分かりやすく説明すると4.6センチ×4.6センチの穴が開いているだけです。
(柱は10.5cm×10.5cmです。柱の半分以下の大きさです)
建物の形状や気候の関係もありますので、数値的には大満足しています。
5棟続けて0.5を切っています。郷君と浜田君が頑張って気密工事を行ってくれたお陰です。
水野建築は床断熱ですので、C値=0.5を切ってくればとても優秀な数字なんです。
お陰様で創立57周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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