耐震等級3が標準になってくるかも
住宅は長く使うものなので、安心安全なつくりが求められます。
そのための指針が住宅性能表示です。
特に関心が強いのが「耐震等級」です。
弊社では耐震等級2を標準としているのですが、
熊本地震を踏まえて、最高等級の3を目指す必要を感じています。
耐震等級3とは阪神大震災の1.5倍レベルの地震でも倒壊しにくい建物です。
耐震性能を重視するお客様には重要なポイントとなります。
長期にわたり安心して住む事が出来ます。
また、補強工事の出費が将来に渡って防ぐこともできます。
「連続する地震動に対処するなら、建築基準法施行令の必要壁量を
2000年基準の1.2~1.5倍にする必要がある。
しかし、同基準の住宅の倒壊はほとんど本震だけによるものだったので、
必要壁量の改定よりも、設計図面をしっかり描くことが大切だ。
同施行令46条は地盤が軟弱な区域に建てる場合は、
必要壁量を1.5倍にすることを定めているので、
それを実効性のある制度に改正すべきだ。」
被災地に入った工学院大学名誉教授の宮澤健二さんはこう指摘しています。
京都大学生存圏研究所教授の五十田博さんは、
「2000年基準ぎりぎりの耐震性能で設計するのではなく、
余裕をもたせることが重要だ」と話されました。
当たり前の事ですが、これから建物を建てようとするお客様は、
壁量計算書、四分割法、N値計算などを確実に行ってください。
そして、それらの計算書があったら、現場と図面の整合を確認することです。
自分で確認できない時は、建築士の資格を持っている人に相談してください。
私で良ければいつでも相談してくださいね。
今回の熊本地震は震度7クラスが2回も続けておこりました。
私は、お日様の力をかりるため(パッシブ設計)
南面の開口部を大きくしてしまいますので、
耐震等級2で妥協していましたが、
今回の地震で耐震等級3を標準としなければと考えるようになりました。
お陰様で創立51周年を迎える事が出来ました。
注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪