耐震診断のお問い合わせがありました。
先日書いたブログで、知り合いの方から耐震診断をして欲しいとの連絡が入りました。
現場での調査は10月以降になります。
耐震診断とは、建物を調査した上で、地震の揺れにより倒壊するかしないかを見極める判断方法です。
少し難しくなりますが木造住宅の耐震診断は、「木造住宅の耐震診断と補強方法」(財団法人日本建築防災協会)が広く利用されており、
「誰でもできるわが家の耐震診断」、
「一般診断法」、
「精密診断法」の3つの方法があります。
「一般診断法」及び「精密診断法」では、木造住宅が大地震の揺れに対して倒壊するかしないかを上部構造評点の結果より、下表のように判断します。
建物が必要な耐震性能を満たすには、上部構造評点が1.0以上である必要があります。
言い換えると、一般的に上部構造評点1.0以上であれば耐震性を確保しているという判定になり、上部構造評点1.0未満の場合は、耐震補強等が必要という判定になります。
一般的には一般診断法での調査になります。診断にはおおよそ2~3時間くらいかかります。
まずは事前調査を行います
お客様の家に伺って設計図があるか、建物改装履歴など診断に必要な情報や資料の収集を行います。
設計図がない場合は、間取りを作成することになります。
また、竣工時の検査済証があるかどうかの確認もします。
事前調査が完了したら後日、現地調査を実施します。(お客様の立ち合いをお願いします)
基礎のチェックはこちらをご覧ください。
シュミットハンマー使っての基礎コンクリート強度測定、鉄筋探査機を使用して鉄筋の間隔を調べます。
床下点検口から床下に潜ります。天井点検口から小屋裏に入って、現況の建物の詳しい調査を行います。
なお、開口部点検口がない場合は、和室の畳の下の板に開口部を設けて、そこから床下に入ります。
そして、体の入る空間があれば、出来るだけ広範囲にまで潜って、筋交いの位置、耐震金物の確認、給排水管の漏水、シロアリ被害の有無、木材の腐朽の有無等を目視で確認します。
調査内容から、耐震診断ソフトを利用して耐震診断書を作成します。
上部構造評点1.0未満の場合は、耐震補強の提案もさせて頂きます。
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岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
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「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
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