職人さんが不足です
最近、京都や名古屋の建築会社さんから電話がありました。
建築会社「大工さんを貸してもらえませんか?」
私 「どのくらいの期間ですか?」
建築会社「最低でも2週間は来てほしいです。寝るところ、3食の食事はこちらで用意しますので、何とかなりませんか?」
私 「ごめんなさいね。当社も忙しいので・・・」
建築会社「そうですよね」
私 「どこで当社を見つけたのですか?」
建築会社「NTTのタウンページです。大工さんが、いるであろう工務店さんに電話している所です」
今、私たちの業界は人手不足です。
建設会社さんは、大工職人を外注として使っています。
仕事のある時にだけ使って、仕事が無ければ連絡もしないという使い方でした。
国勢調査資料によると、1980年に93万7000人いた大工就業者は、
2010年には39万7000人に30年間で57.6%減と実に半数以上の
大工就業者が数字上から消えています。
また、大工就業者の高齢化も見逃せません。
また、ほとんどのハウスメーカーは大工職人の育成はしていません。
一部の工務店が少ししているだけです。
職人の育成は、下請の工務店に任せきりです。多くの大工職人には社会保険はありません。
年金などの老後の保証もありません。
「弁当と怪我は自分持ち」の業界です。現場で汗をかく職人さんは、そんなひどい待遇なのです。
当社は、大工さんを「社員大工」として、育成しています。
社会保険に入って、退職金の積み立ても行い、万が一の労災にも対処できるように保険を掛けたりして、
職人さんの地位を向上できるようにしています。
また、「大工育成塾」さんと一緒になり、積極的に若い大工職人さんを育てるようにしています。
4月以降もこの状態が続くと思われますが、職人一人でできる仕事量は大きな差はないと思います。
長いスパンで人材育成を考えなければと思います。
職人さんの仕事量が増えれば、職人さんの労働条件も良くなるはずです。
そして、仕事がないときでも、工務店さんは大工職人さんの面倒を見る事も必要だと思います。
注文住宅&リフォームの水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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