新住協 中部東海支部研修会
先週、恵那市の木POINTOさんで、「新住協」中部東海支部研修会がありました。
福井県、愛知県、静岡県、岐阜県から70名ほどの参加です。
講師は鎌田紀彦先生です。入会したばかりですので、
鎌田先生の話を聞くのは初めてです。
最初に、外壁200ミリ断熱工法の標準の納まりが図面で示され、
その技法と効果や重要なポイントを説明して頂きました。
関東や東北では200ミリ断熱を標準としている工務店があるそうです。
以前は「付加断熱」と言っていましたが、今後は、「厚い断熱」と呼ぶことになりました。
厚い断熱材を使用した時のメリットの伝え方を自社なりに作成しなくはと思いました。
また、厚い断熱材を使用した時のサッシの取付位置は勉強になりました。
温熱環境ソフト「QPEX3.3」の説明です。
簡単に説明すると、住宅を設計する時に温熱環境を数値的に確認できるソフトです。
どのくらい熱が逃げにくいか(Q値)、窓や壁がどのくらい日射の影響を受けているか、
暖房による電気消費量、CO2の発生量まで試算できます。
もう少しわかりやすく説明すると車での燃費です。
「リッターあたり何キロ走る」といった比較できる共通のものさしです。
断熱材、サッシ、ガラスなどで冷暖房に仕様する灯油代や電気代が事前に計算できます。
当たり前のことですが、自分の家の冷暖房費が事前に分かればありがたいですよね。
性能のいい家(一般住宅の家のエネルギーの半分で済む住宅です)を
「新住協ではQ1住宅と呼んでいます」建てて行かないと、これからは生き残れなくなると感じています。
当社では図面を作成する時に、耐震診断ソフトと一緒にこのソフトを使い、
サッシ、ガラス、断熱材を調整して少しでも性能のいい家にしていきます。
QPEXの過去記事は下記を参照してください。
http://mizuno1342.sakura.ne.jp/wp/blogs/archives/2126
最後に床下を利用した冷暖房手法の説明がありました。
新住協の会員さんが積極的に使ってみえます。私の頭の中で、
技術的にクリアーできてない部分もありますので、
それを解決したらこの工法を取り入れる可能性があります。
勉強になった1日でした。
注文住宅&リフォームの水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
ナナメウエのイエによる土岐市土岐津町O様邸
https://mizuken1342.com/voice/土岐市土岐津町陶元o様邸
ナナメウエのイエの設計方法の詳しいことは
事務所の太陽光発電パネルの1年間の発電量をHPに公開しています。詳しいことは