ノンエナジー・ベネフィットついて(室内環境の質)
難しい話でありませんのでお付き合いください。
HEAT20(一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会)では、高断熱住宅の利点を「EB(エナジー・ベネフィット)」と「NEB(ノン・エナジー・ベネフィット)」という二つのカテゴリに分類しています。
EB(エナジー・ベネフィット)とは、エネルギー削減による効用のことで、住宅を高断熱化することにより、電気代、光熱費が減ったなどの効果です。
NEB(ノンエナジー・ベネフィット)とは、それ以外のことで例えば、住宅を高断熱化することにより、健康性(手足の冷え・肌のかゆみ・アレルギー性など健康面での改善効果)や快適性・遮音性など省エネルギー以外の効用のことだそうです。
これからの省エネルギー化推進のためには、NEB(ノンエナジー・ベネフィット)の考え方は、非常に大事になってくると思います。
NEB(ノンエナジー・ベネフィット)についての記事がありましたので案内させて頂きます。
室内の温度ムラが小さいので、カビや結露が発生しにくくなります。
窓際の掃除が楽になることはもちろん、カビは健康面にも様々な影響を及ぼすので、発生しにくいのは嬉しいですよね。
さらに、暖房時は全室・全時刻で温度差が少ないので、朝のキッチンも冷えにくく快適に台所仕事ができるようになりますし、お風呂場やトイレも快適に過ごすことができるようになります。
冬場は、お風呂場の温度差により突然死などのリスクがありますから、温度差がないことは快適なだけでなく、命を守ることにもつながります。
省エネだけでなくNEB(ノンエネジー・ベネフィット)の効果により、快適で健康な住環境をつくりだします。
断熱住宅と非断熱住宅とでは新築の際に100万円くらい初期費用の差があります。
これを暖房費用の削減分だけで回収しようとすると30 年程度かかります。
しかし一方で、断熱住宅に住む人はカゼをひきにくくなる。カゼをひくと薬代や診察料が発生します。
断熱住宅ではこのような健康維持の費用が削減されます。
これが快適性や健康がもたらすベネフィットです。
病気になりにくい、よく眠れる、そういう便益を金額換算して投資回収年数を計算すると約16 年で回収できる計算になります。
これが、NEB(ノンエナジー・ベネフィット)です。
いま私が、勉強しているのがノンエナジーベネフィットの見える化です。
資金計画では、勉強会の資料やネットで検索できる学会の論文を参考にして、NEB(ノンエナジー・ベネフィット)をお金に換算して、弊社が建てる建物での資金計画を行っています。
当たり前ですが、資金計画の中には、都市計画税や固定資産税金の税額、建物のメンテナンス費用を計上しての資金計画をしています。
あなたの資金計画では、EBやNEBでの金額、税金やメンテナンス費用は入っていますか?
完成見学会のお知らせです。
11月19日(土)・20日(日)に土岐市内で完成見学会を開催します。
完全予約制の構造見学会になりますので、ご希望の方は電話・メール・FAXで予約をお願いします。
開催場所の詳しい内容は予約後にお伝えします。
お陰様で創立57周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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