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昼光利用していますか?

太陽光をそのまま利用して、室内を明るくすることを目標とするのが昼光利用という設計手法です。

昼光利用の目的は太陽光を利用して室内を明るくすることです。

その結果、照明エネルギーの削減になります

 

昼光利用は採光と導光の2つの手法に分類できます。

採光は、窓を設けて自然光を採り入れることです

導光は建物の中に入った光を、できるだけ奥に導く方法です(光を拡散させる)

 

採光についてですが、昼間に長く過ごす部屋では2面以上に窓を設けることで、安定した光環境が得られます。

快適な明るさの要望は部屋によって異なります。

 

 

 

導光ですが、採光だけでなく導光を考えることで、日射条件が悪い立地での工夫が出できたり、暗くなりやすい部屋を少しでも明るくすることが出来ます。

最も一般的な導光は吹抜けです。特に南側の1階の窓に日が当たらないような立地のときに、1階をあかるくする手法として極めて有効です。

 

また、ぜひ活用してほしいのが「光が通る欄間(らんま)」です。

 

 

弊社の設計ではよく用い、光を通す欄間(らんま)を設置して隣の部屋に光を届けます。

写真は土岐市泉大沼町Y様邸で取付けたものです。

南面にある寝室の上部に光が通る欄間を設置して、その反対にあるウォークインクロゼットへ光を届けます。

 

土岐市下石町M様邸。リビングと子供室に欄間を設けました

 

また、室内の壁の色を白にすることで、光をよく反射するようになるので、その白い内壁に窓からの光を当ててやると明るさを遠くに届けることが期待できます。

 

昼光利用は、採光と導光のふたつを組み合わせるのがより効果的になります。

自然光による採光・導光を採用することで、昼間に照明器具にできるだけに頼らずとも十分な明るさを保てるようにしたいですね。

パッシブデザインの設計手法では大事な昼光利用のことをお知らせしました。

 

■吹抜けを利用しての導光です。

 

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