ぎふ木造塾 第6回目 木造住宅の防火性能
公益社団法人 岐阜県建築士会が開催されている「ぎふ木造塾」に参加して来ました
6月~11月まで毎月1回土曜日の午後1時30分から16時30分まで
ふれあい福寿会館で開催されます。
今年は、リフォームに焦点をあてられの講義で、全部で6回の講義があり、今回が最終回です。
11月22日に行われた最終回の第6回は、「木造住宅の防火性能 ~内装制限と耐火建築物~」の
テーマで桜設計集団代表 安井 昇先生の講演です。参加者は25名くらいでした
全国で1日80軒の火事があり、1日火事で4名の方が亡くなっています。
出火原因は、1番は放火、2番はたばこ、3番はコンロです。
また、実際の火事を見たことがある人は人口の10%の人です。
こうやって数字で示すと火事は怖いですよね。
私達が設計段階からできる防火対策は
①出荷の可能性が高い部屋を知って、火を使う部屋の下地材を不燃材にする
②出火源近くに可燃物を置かない。コンロのゴトクからは80㎝離して物を置かない
③早く見つけて早く消す工夫し、火災警報器や消火器を設置する
そして、自分の建物はどんな防火性能を持っているかを自分で確認してくださいね。
安井先生の話の中で、火災実験を行い、現行の建築基準法上は耐火建築物とすることが要求されている
「木造3階建ての学校」を3棟燃やして12億円使ったそうです。
来年度以降には、この実験によって得られたデータで法律が変わってくると思われ、
「木造3階建ての学校」がまもなく建ち始めてきます。
また、薪ストーブ設置時の可燃物燃焼部分の計算方法を理解しましたので、
薪ストーブを希望されたお客様には、自信を持って不燃材の場所を提案できます。
講義は全部で6回でしたが全講義休むことなく参加し、独学では勉強できないたくさんの事を勉強することができました。来年もあれば参加してみたいです。
注文住宅&リフォームの水野建築でした。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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