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リノベ構造塾で勉強しています

先月からリノベ構造塾で耐震の勉強をしています。

講師の先生はM“s構造設計の佐藤実先生です。

今回のテーマは、木造住宅耐震診断の変遷です。

 

佐藤先生の話の中で共感したことがありましたので、ここに書かせていただきます。

 

阪神淡路大震災や宮城県沖の地震、トルコの地震もそうですが何が人の命を奪っているかというと、地震というきっかけによって倒壊した建物が人に命を奪っているのです。

宮城県沖地震であればブロック塀、それに巻き込まれて人は亡くなっています。

 

地震の規模が大きく、地面がものすごく揺れてその地盤の上に住んでいる人たちが、地震のせいでびっくりしてショック死したとか、立っていられなくて転んで2万人以上の人が死んだとかという話ではないと思います。

 

大きな地震があり、多くの人が亡くなると震耐耐震と言っていますが、地震の根本的な被害は何かというと、実は人間が作った構造物であったり建物だったり、ブロック塀などが人の命を奪っています。

 

地震の揺れが直接人の命を奪っているわけではなく、地震の揺れに耐えられない建築物やブロック塀が人の命を奪っています。これが重要なポイントです。

考えるべきは、建物を地震で倒壊させなくすることです。

 

 

自然災害を防ぐことはできません。

地震の発生は防げないが、地震の発生によって倒壊する建物を止めることはできます。

とにかく地震の揺れによって建物を倒壊させないようにすれば多く命を守ることができます。

考えるべきは倒壊を防ぐための予防策。そこは誰でもできます。

 

次に、今度は命を守るということを第一に考えてみましょう。

そのために建物の耐震性能を上げましょう。

既存住宅はまず、耐震診断をして耐震性能がないことが分かったら補強設計をして、とにかく倒れないような耐震工事を行います。命を守ろうということが大事なポイントです

 

その先に既存住宅だったらどうするのかを、予算を考えながら次のステップを考えます。

新築であれば予算によって考える必要はありませんが倒れないようにしようというのが基準法だったら耐震等級1になります。

 

でも倒れないだけでなくその建物の耐震性能を維持しながら住み続けることが必要であるのが耐震等級3です。

新築だったらあたりまえですが、構造計算をして耐震等級3の建物を作りましょう。

新築は絶対にここを狙うべきです。

 

でも既存住宅の場合は予算もあるしそこまでなかなか狙えない場合があります。

最低限いきなり倒れて人の命を奪われないように、せめて震度7に一度だけでもいいから耐えられる家にしよう。

これが評点1.0のレベルです。最低限せめてここまでは持っていきましょう。

 

最低限人の命を奪わないような評点1.0までは持っていくということを決めて、その後は予算を考えたりして、どこまで評点を持っていくかを考えましょう。

住み続けられるレベルに持っていくか。住めなくなっても命だけを守るレベルに持っていくかを既存住宅ではあってもいいと思います。

 

大事なことは、地震は防げないけれども、地震後の建物倒壊は防げるということをしっかり考えて欲しいと思います。

 

お陰様で創立58周年を迎える事が出来ました。

岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。

水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

 

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