2027年、省エネ基準が変わる!エアコン選びと住まいの断熱がもっと重要に
12月に入り、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなってきました。
暖房を使い始め、「部屋がなかなか暖まらない」「エアコンの効きが悪い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
皆さまのお宅では、この冬を快適に過ごすために、エアコンの調子や暖房の効き具合を確認されていますでしょうか。
実は今、住宅業界や家電業界で注目されているのが 「エアコン2027年問題」 です。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、これからのエアコン選びや光熱費、さらには住まい全体の省エネ性能にも深く関わる重要なテーマです。
今回は、この「エアコン2027年問題」について、これからの住まいづくりとあわせて、分かりやすくご説明していきます。
■ エアコン2027年問題とは?
2027年に省エネ基準が見直されることに伴い、基準を満たさない一部の“安価モデル(格安帯)”のエアコンが生産終了になる可能性 が出ています。
メーカー側の詳細なラインナップはまだ確定ではありませんが、すでに業界内では次のような動きが予想されています。
- ① 格安エアコンのラインナップが減る
これまで量販店でよく見かけた「必要最低限の機能だけを備えた安価帯エアコン」。
こうしたモデルの中には、今後の省エネ基準を満たせないものもあるため、来年以降、順次生産終了となる可能性があります。
- ② 価格の上昇やモデル整理の可能性
基準を満たすためには性能向上が必要となるため、安価モデルの価格が上がる、またはラインナップが絞られると見られています。
「安くてそこそこ」という選択肢が減ることで、エアコン選びの考え方そのものが変わってくるかもしれません。
- ③ 高効率モデルは電気代削減で長期的に有利
一方で、省エネ性能の高いエアコンは、年間の電気代が大きく変わります。
購入時はやや高くても、10年・15年と長く使う家電だからこそ、結果的には高効率モデルのほうが家計に優しいというケースも多く見られます。
■ エアコンだけでなく「家の断熱性能」が重要です
ここで大切なのは、“どんなエアコンを選ぶか”よりも、“どんな住まいで使うか”が省エネ性を大きく左右するということです。
たとえば、
・窓の断熱が弱く、外気がたくさん入る家
・天井・床の断熱が不十分な家
では、せっかく高性能なエアコンを設置しても、効率が下がり電気代が高くなってしまいます。
反対に、
・窓を二重にする
・天井や床に断熱材を追加する
・気密性を整える
といった住宅側の性能を高めることで、エアコンの能力をしっかり発揮でき、夏も冬も快適に過ごせるようになります。
住宅性能と空調機器は「セット」で考える時代が本格的に始まっています。
■ 「みらいエコ住宅」事業との相性も抜群
昨日も速報でお伝えした 「みらいエコ住宅」事業(2026事業)」 では、
省エネ住宅の新築や性能向上リフォームに対して補助が活用できる仕組みが整いつつあります。
この補助制度をうまく活用することで、
・断熱性能の底上げ
・窓リノベによる省エネ化
・住まい全体の快適性アップ
などが進めやすくなり、「エアコン2027年問題」で心配される電気代の上昇対策にも非常に効果的です。
■ これからの住まいづくりは「設備+住宅性能」の両輪で
エアコンだけを買い替える時代から、
『家全体を省エネで快適にする』 時代へと移っています。
・エアコンの寿命が近い
・夏の暑さがつらい
・冬の朝が冷えてつらい
・光熱費が気になる
こうしたお悩みがあれば、 エアコン単体ではなく「住まい全体」の見直しをされると、暮らしの質が大きく変わります。
水野建築では、お客様のご予算やご希望に合わせた断熱リフォーム・窓リノベのご提案も可能です。
エアコン2027年問題をきっかけに、ご家族の快適な住まいづくりを一緒に考えてみませんか?

土岐市駄知町T様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
多治見市笠原町K様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
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岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
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