建築後30年以上経った家は?建て替えかリノベーションか?
昨日、9月7日は二十四節気の一つ『白露 』でした。
『大気が冷えてきて露が出来始める頃』とされていますが、今日もまだまだ残暑が厳しいですね。
最近築30年以上経った家についてご相談いただく機会が増えてきました。
「今住んでいる家や実家が古くなってきたけど、リノベーションするか、新しく建て替えるか、どうしようか迷っていて……」という相談です。
建て替えかリフォームかを迷っている方へ、私なりの考えをお話ししたいと思います。
築30年というのは、木材の等の構造材や給排水管、断熱材などが目に見えない部分で劣化している可能性が高いということです。
例えば、耐震基準は1981年に新耐震基準に変わっていますが、2000年には構造の安全性が大きく見直されました。
築30年以上の家はインスペクションをお勧めします。
インスペクションとは、建物の劣化状況や不具合の有無を調査・診断する建物状況調査のことです。
見た目はきれいでも、床下の配管が錆びていたり、断熱材が機能していないこともあります。
そんな中で、リノベーションを選ぶ場合、耐震改修費用や断熱改修費用にどれくらいお金をかけるか?という判断が非常に難しくなります。
それに対して建て替えは、すべてを新しくできます。
間取りや断熱、耐震も最新基準。省エネ性の高い住宅設備を備えた快適な住まいが手に入ります。
ただし、建て替えの方が当然費用も時間もかかります。
注意点として再建築できるかどうかのチェックが必要です。
接道義務などの確認を忘れてしまうと、建て替えができない土地だったという事にもなりかねません。
ここで「費用だけ」で比べてしまうと、リフォームの方が安く見えるのですが、注意が必要です。
築30年超えのリフォームでは、工事の途中で想定外の劣化が見つかり、追加費用がかかるケースもあります。
お子様が独立し、ご夫婦だけの暮らしになったというご家庭では、バリアフリーを視野に入れた平屋建てへの減築してのリノベーション工事や、建て替えが選択になると思います。
逆に、子育て世帯なら補助金の活用ができる建て替えで、思い切って理想の家を建てる方が
長い目で見ればお得になることもあります。
また、建て替える際に元の家の面影を残す方法もあります。
思い出の梁を再利用したり、古材をインテリアに取り入れたりして、過去と未来をつなぐ設計もご提案できます。
築30年以上経った家は、決して古いからダメではありません。
これからどんな暮らしをしたいか?
そのためにどんな家が必要か?
この視点で考えてみると、建て替えがもったいないどころか、未来の暮らしへの大きな投資になっていくことがありますよ。
建て替えかリノベーションで迷ったらお気軽にお問い合わせ下さい。
土岐市駄知町T様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
多治見市笠原町K様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
お陰様で創立60周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
「住いの相談」はいつでも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
■無料メールセミナー 「失敗しない業者選びの秘訣」
失敗しない業者選びの秘訣の詳しいことはコチラです