「外皮」は人間にやさしい、「一次エネルギー消費量」は地球環境にやさしい
4月から省エネルギー性能に係わる上位等級が創設されました。
具体的には、断熱等級5と一次エネルギー消費量6が追加となしました。
私が住んでいる岐阜県土岐市は5地域ですので、断熱等級5はUA値という数値で0.6になります。
3月まではUA値0.87でしたので、住宅の性能はよくなります。
外皮性能とは、建築物のエネルギー消費性能を評価するときの評価指標のひとつで、室内外の温度差による熱損失量をいいます。
この数値が小さいほど省エネの程度は大きいです。
「一次エネルギー」とは、簡単に説明すると、加工されない状態で供給されるエネルギーで、石油、石炭、原子力、天然ガス、水力、地熱、太陽熱など。
一次エネルギーとは下記写真をご覧ください。(クリックすると画像が大きくなります)
一次エネルギー計算は建築研究所のホームページにて計算しますが、外皮計算書(UA値の計算書)があれば設備仕様を入力するだけで簡単に計算できます。
国が定める住宅の省エネ基準より20%以上削減していれば、等級6になります。
先週の勉強会で、なるほどと理解したので紹介します。
外皮計算や一次エネルギー消費量を一般の方に分かりやすく説明すると、
「外皮」性能の数値は人間にやさしい指標です。外皮の性能が良くなると冬の室温が高くなり、快適になります。
「一次エネルギー消費量」は地球環境にやさしい数値です。
という数値で理解してもらえばと思います。この二つの指標で比較していくことになります。
性能を上げるために数値を下げていけば性能はよくなります。
外皮性能を良くするために、断熱材を厚くしたり、サッシ性能の良い製品を採用したりします。
また、一次エネルギーの性能をアップするには、UA値をよくしたり、エアコンを高効率なものを採用したり、節水型の水栓を採用したり、照明器具をLEDにします。
断熱等級5の家の快適性ですが、UA値は5地域では0.6ですので、暖房期間の最低体感温度が、概ね10℃を下回らない性能です。下記写真をご覧ください。
水野建築の建物は現在ではUA値は0.4~0.45前後です。
また、一次エネルギー削減量は、国の定める省エネ基準より35%以上の削減量です。
太陽光パネルを載せれば大きな削減が出来ますよ。
「住いの相談」はいつでも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
お陰様で創立57周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
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