自然風利用を意識した設計になっていますか？
夏の夜を涼しくして暑さを和らげる方法の一つに、自然風利用を意識した設計があります。
お金がかからなくて冷房エネルギーを削減する方法なんです。
設計のねらいは次の二つです。
一つ目は、身体に風が当たると涼感を得ることが出来ます。特に低温の風が当たるとその効果が高くなります。
二つ目は建物に溜まった熱を外に出すことです。このことによって建物全体の室温が低下します。これも低温の風を通すほど効果が大きくなります。
自然風利用は外気温が比較的低い時に行うことが有効です。夏の日中に風を通すことを考えるのではなく盛夏であれば夜間が中心となります。
自然風利用の設計方法で、重力換気があります。
室内にこもった熱い空気は軽いので上昇します。この性質を利用して、階段や吹抜空間などの高い位置に窓を設置すれば、そこから空気が排出されます。
高所窓は、外出時にも開放しておけるので便利です。浴室の高い位置、洗面室の低い位置に窓を設置すれば、熱こもりや湿気を浴室の窓から外に排出することができます。
重力換気は、２つの窓の高低差が大きいほど効果的です。また、風が吹いてくる側（風上）と風が流れ去る側（風下）にそれぞれ窓を配置すれば、室内にこもった熱気をよく効率よく排出することができます。
これらの手法は、住宅密集地でも効果的です。いったん家を建ててしまうと、窓を増やしたり減らしたりすることは簡単ではないので、設計する際にしっかり考えておくことが大切です。
自然風利用はお金がかからなくて冷房エネルギーを削減する方法です。
そして、自然の風を窓からうまく取り込むためのコツを掴んでおきましょう。
エアコンのいらない季節には、自然の風を上手に取り込んで心地よい空間をつくりたいものです。上手に風を取り入れることは、決して難しいことではありません。複雑な最新設備を入れたり、膨大な費用がかかったりすることもありません。「風」の性質を理解して、それに合わせて窓を設けるだけで十分です。
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岐阜県土岐市付近、パッシブデザインで注文住宅＆省エネ・快適・健康リフォーム工事
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