わが家のリビングで使っていたエアコンを、このたび12年ぶりに取り替えました。
12年間、大きな故障もなく働いてくれたエアコンですので、「まだ動くから、もう少し使えるかな」という気持ちもありました。
しかし、12年となると、いつ故障してもおかしくありません。特に心配なのが、猛暑の真っ最中に突然動かなくなることです。最近の夏の暑さを考えると、エアコンは単なる家電というより、安心して暮らすために欠かせない設備になっています。
そこで今回は、「壊れてから取り替える」のではなく、「壊れる前に取り替える」エコ替えをすることにしました。
メーカーのカタログでも、エアコンは長期間使用すると経年劣化による事故につながるおそれがあり、音やにおいなどの変化に注意するよう案内されています。

■選んだのはゼネラル「ノクリア Zシリーズ」
新しく取り付けたのは、ゼネラルの「ノクリア Zシリーズ」10畳用(AS-Z286T)です。カタログにもZシリーズの10畳用としてAS-Z286Tがラインアップされています。
今回この機種を選んで、実際に使ってみて特に「これはいいな」と感じたのが、再熱除湿です。
■再熱除湿は、なぜ快適なのか?
一般的な弱冷房除湿は、室内の空気を冷やすことで湿気を取り除きます。そのため、梅雨時など「気温はそれほど高くないけれど湿度が高い」という日に使うと、湿度は下がっても室温まで下がり、肌寒く感じることがあります。
一方、再熱除湿は、いったん空気を冷やして湿気を取り除いたあと、冷えた空気を適度に暖め直して室内へ戻します。
そのため、室温を必要以上に下げずに、ジメジメした湿気を取り除きやすいのが大きな特徴です。
これは実際に使ってみると、とても快適です。
特に梅雨時や雨の日、そして冷房では少し寒く感じるような夜には、「温度を下げる」ことよりも「湿度を下げる」ことの大切さを実感します。
住まいの快適さは、室温だけで決まるものではありません。温度と湿度、この両方を整えることが大切なのだと改めて感じました。
■エアコン内部の清潔さにも配慮
ノクリアには、エアコン内部を清潔に保つための機能も搭載されています。
その一つが熱交換器加熱除菌です。
冷房や除湿をすると、エアコン内部は湿気の影響を受けやすくなります。だからこそ、快適に冷やしたり除湿したりするだけではなく、内部を清潔に保つことも大切です。
24年前のエアコンから取り替えてみると、「冷やす・暖める」だけではない、現在のエアコンの進化を感じます。
■もちろん再熱除湿にもデメリットがあります
ただし、再熱除湿が何でも一番というわけではありません。
注意したいのが消費電力です。
空気を一度冷やして除湿し、それを再び暖める仕組みのため、一般的に弱冷房除湿や通常の冷房と比べて、消費電力が多くなる場合があります。
ですから、真夏の日中など室温そのものが高いときは冷房、梅雨時や夜間など「室温はそれほど高くないけれど湿度が気になる」ときには再熱除湿というように、状況に応じて上手に使い分けることが大切だと思います。

■エアコンは「畳数」だけで選ばない
今回リビングに取り付けたのは10畳用です。
水野建築では以前からお伝えしていますが、エアコンは「20畳のLDKだから20畳用」というように、部屋の広さだけで決めるものではないと考えています。
住宅の断熱性能や気密性能、窓の性能、日射の入り方などによって、必要な冷暖房能力は大きく変わります。
家の性能を高め、その家に必要な能力のエアコンを選ぶ。
そして、温度だけでなく湿度まで上手にコントロールする。
24年間使ったエアコンを取り替えてみて、改めて「住宅性能とエアコンはセットで考えることが大切だ」と感じました。
まだ動いているから大丈夫ではなく、使用年数が長くなったエアコンは、真夏に故障して慌てる前に壊れる前のエコ替え」を考えてみるのも一つの方法ではないでしょうか。
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