「5年間返済額が変わらない」は安心?変動金利の「5年ルール」を知っておこう

今日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。暦の上では、朝晩の冷え込みが増し、霜が降り始める頃とされています。

土岐市周辺でも、これから少しずつ冬の足音が近づいてきます。暖房が必要になる前に、住まいの寒さ対策について考えてみたいですね。

2回シリーズの第1回目です

住宅ローンを検討しているお客様から、最近よく聞くようになったのが「これから金利は上がるのでしょうか?」というご質問です。

住宅価格や建築費が上がっている中、住宅ローンの金利まで上がるとなれば、不安になるのは当然だと思います。

特に変動金利を検討している方に知っていただきたいのが、「5年ルール」です。

■金利が上がっても、5年間は返済額が変わらない?

変動金利というと、「金利が上がったら、翌月から住宅ローンの返済額も上がる」

と思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、変動金利の元利均等返済では、金融機関によっては「5年ルール」が設けられています。

これは、金利が途中で上昇しても、毎月の返済額を5年間は変えないという仕組みです。

例えば、毎月の返済額が15万円だったとします。

状況       毎月返済額

借入当初              15万円

途中で金利上昇    15万円

さらに金利上昇    15万円

5年後の見直しまで           原則15万円

これを見ると、

「それなら金利が上がっても大丈夫じゃない?」

と思いますよね。

ところが、ここが5年ルールで一番注意したいところです。

■変わらないのは「返済額」であって「中身」ではありません

住宅ローンの毎月返済額は、元金+利息でできています。

仮に毎月15万円返済していて、

「元金10万円+利息5万円」

だったとしましょう。

金利が上昇すると、毎月15万円という返済額そのものは変わらなくても、

元金8万円+利息7万円

というように、利息の割合が増えていきます。

つまり、家計から出ていくお金は同じでも、住宅ローンの元金が以前より減りにくくなるのです。

■「返済額が変わらないから安心」ではありません

私は住宅ローンを考えるとき、現在の金利だけを見て「固定が得」「変動が得」と決めるのは少し違うと思っています。

住宅ローンは30年、35年、場合によってはそれ以上続きます。

大切なのは、「金利が上がったとき、わが家の返済がどう変化するのか」

を住宅を建てる前に知っておくことです。

水野建築では、住宅の性能や建築費だけでなく、完成後の暮らしまで考えた資金計画が大切だと考えています。

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