「快適」から「健康」へ~日本の家づくりが見落としてきた本当の問題~

土曜日、日曜日と、暖かいを通り越して少し汗ばむような陽気になりましたね。

春らしさを感じる一方で、朝晩との気温差も大きく、体調管理には気をつけたい季節です。

先日、近畿大学副学長・岩前篤先生の講義を拝聴しました。
2年前にも話題となった内容に、最新の知見を加えたアップデート版です。

皆様にも備忘録として2回に分けてお伝えします

講演の中で強く印象に残ったのが、
「これからの家づくりは“快適”ではなく“健康”が中心になる」という考え方でした。

私たちは普段、「快適な家」という言葉をよく使います。
しかし岩前先生は、この言葉に違和感を示されていました。

“快適”とは「心が気持ちいい」と感じる状態。
一方、“健康”は「体が求めている状態」です。

例えば、寒い家でも「慣れているから大丈夫」と感じることがあります。
ですが実際には、体に負担がかかっている場合も少なくありません。
この“感覚と体のズレ”こそが問題なのです。

さらに講義の中で語られたのが、日本の現状です。

「冬の死亡リスクは、夏の30倍以上」

日本はもともと「夏を旨とする」住まい文化でした。
風通しを重視し、多少の寒さは我慢するという考え方です。

しかし現在は、高齢化や気候変動の影響もあり、
冬の寒さが健康に大きく影響する社会へと変わっています。

つまり今の日本は、
冬に命のリスクが高まる社会”=冬リスク社会です。

それにも関わらず、日本の住宅性能は世界と比べて遅れています。

日本のZEHは「各部屋ごとに暖房する」前提の性能ですが、
カナダなどでは「家全体を暖める」ことが前提です。

さらに、日本の断熱基準は1999年から本質的に大きく変わっていません。

■写真3

この結果、
「快適性」は語られても「健康性」は置き去りにされてきました。

これからの家づくりで大切なのは、

👉 冬でも安全に過ごせること
👉 家全体の温度差をなくすこと

この視点に変わっていく必要があります。

次回は、この「健康を守る家」が
どのように暮らしや家計を変えていくのか、
そしてこれからの間取りの考え方についてお話しします。

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お陰様で創立61周年を迎える事が出来ました。

岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。

水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です     

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

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