土岐市下石町K様邸
もともと床の段差を利用した部屋や収納がある家が良くて、そんな時ホームページで水野建築さんの「ナナメウエのイエ」を知り連絡してみたんです
家づくりを考えたきっかけは?
老朽化です。前宅は築60年ほど経っていて、増築を繰り返していたので雨漏りも目立ち限界を感じたんです。これから先を不安無く快適に過ごさなきゃ人生ももったいないし、とも考えました(笑)
どう家づくりを進めましたか?
最初はリフォームを考えました。検討するほど、大掛かりになることが分かり、特に耐震性のことや断熱性のことを考慮すると、建て替えた方がよさそうだと分かってきて…。それでハウスメーカーと商談しました。でも価格の割に自由がきかないことで悩みましたね。もともと床の段差を利用した部屋や収納がある家が良くて、そんな時ホームページで水野建築さんの「ナナメウエのイエ」を知り連絡してみたんです。
水野建築に決めた理由は?
さっそく当時の我が家を見てもらったのですが、住宅密集地で道幅が3mと狭く、取り壊しの手間と費用が余分にかかるのと、建築基準法の関係で今より建坪が小さくなり、道路のセットバックも必要と、デメリットの大きさを指摘くださいました。そして、近隣で安い土地が見つかれば、土地代も含め予算内で新築も十分に可能ですよとアドバイスをいただき、その確かなエスコートぶりに惚れこんだという次第です。そして水野さんに家の近くに土地を見つけてもらい、とんとん拍子に理想が現実に向かったのです。
目指した住まいはどのようなものですか?
先にも触れましたが床の段差を立体的に利用して収納や居住スペースをゾーンで別けて暮らせる家です。
実際に暮らしてみていかがですか?
この家は2階建てなのに7層フロアです。
水野建築さんの「ナナメウエのイエ」では、収納部を生むだけの単純なスキップフロアでないところが気に入っています。
床下収納、吹き抜け、階段横収納、低くて実用的なロフトがあるだけでなく、リビングの床を上げてさらに横にずらすことで、視線をナナメ上という対角線上の一番遠い場所へ運ぶことができるために、数値以上の広さと開放感が味わえます。あと、外部でもベランダ下を利用するスペースには、車のタイヤや花壇の肥料が収納できるため大変重宝しています。
暮らしていて「あらためていいなあ」と強く感じたところは?
いっぱいあって悩みますが、あえて言えば、北側なのに吹き抜け感のある明るいキッチン、そのダイニング・キッチンを見下ろすリビング、2階洋室の低床ロフト、1階リビング下の床下収納室かな?
リビングのコミュニティカウンターはキッチンの家族と会話したり、雑誌を読んだり、パソコンを使ったりできるし、洋室の低いロフトは安全に一部屋をエリア分けでき、使いやすさが半端でないですからね。
1階の床下収納は重いものでも安全に出し入れできる利点が気に入っています。
それに、生活動線をしっかり考えてもらっていて、たとえばキッチンに隣接する洗面脱衣室にはタオルや肌着などの洗濯物が収納できる大型クローゼットも設置してもらえました。
住み心地はいかがですか?
夏の入居でしたが、水野社長が「風の流れも計算し設計してありますので、夏の暑い夜でも風が抜けて気持ちいいですよ」と言われ「本当かな?」とも思いましたが、住んでみて納得です。気流の仕組みを設計するってすごいと思いました。
それに冬の暖かさにも驚きました。これだけの広さなのにエアコン1台とコタツだけで過ごせ、以前使っていたストーブやファンヒーターの出番はありません。