多治見市小泉町M様邸
気候変動になんか負けない、家中が快適温度になる永住対応の平家
Q:これからお引越しされるそうですが完成したお住まいはいかがですか?
隣接する⺟屋で暮らしながら、⽼朽化した離れ屋を⾼性能な平屋へと建て替えられたM 様
にお話を伺いました。
A:安⼼感に包まれながら快適に暮らせそうなので楽しみです。
Q:家づくりのきっかけは何でしたか?
A:⽼朽化と⾔いますか耐震性能に不安があったからです。
Q:具体的にはどんな状況だったのでしょうか?
A:私たち⺟娘は隣の⺟屋で暮らしてきましたが、建て替えたここには空き家になっていた離れ屋があって、その家の基礎にヒビが⼊るなど耐震性に不安が出てきたことです。
このまま放置しておいても敷地がもったいないし、⼤きな地震があれば倒壊の危険性もあるしと、以前から何とかしなきゃと思っていました。
Q:それは不安でしたね。
A:⺟屋の⽅が築40 年以上と古いのにも関わらず思いのほかしっかりしていて、それなの に新しい離れ屋の⽅が先にダメになってしまって。
建て⽅の差なんでしょうね。
Q:更地にせず建て替えを選んだというのは?
A:⺟屋がしっかりしているとはいえ、やはり古さもあり耐震性は不安でした。
もちろん設備の使いにくさや冬の寒さに悩むことが多くなってきて、特に歳を重ねていく⺟にも健康で⻑⽣きしてほしいですから、暑さや寒さで悩まない⾼性能の家で過ごせたら安⼼だなって。
それで離れ屋を建て替えてこれからの住まいにと考えました。
Q:⺟屋はどうされるのですか?
A:⺟屋は親族が集まれる本家として私たちが管理しながら残しておくつもりです。
Q:建て替えではどのような家をイメージされましたか?
A:暮らすのは私たち親⼦⼆⼈だけですから、コンパクトでもいいので安全に快適に暮らし続けられる平屋を希望しました。
もちろん耐震性能は最⾼等級でと考えました。
Q:施⼯会社は最初から⽔野建築さんで建てようと依頼されたと伺いましたが。
A:そうなんです。実は⽔野建築さんとはもう26年以上のおつきあいなんです。
Q:⽔野建築さんとはどのような経緯で出会ったのでしょう?
A:現在の⺟屋をリフォームする時に相談に乗ってもらい、その時からのお付き合いです。
的確な判断と対応の早さはもちろんですが、社⻑の⽔野さんを中⼼としたスタッフ皆さんの誠実さ、⼈柄のよさに魅⼒を感じてずっと担当してもらっていました。
実際、何か不具合があった時にはすぐに駆けつけてくれてスピーディーに対応してくれますし、税の還付や様々な補助⾦制度にも詳しい⽅なので頼りになりました。
だから建てるなら⽔野さんでと決めていました。
Q:それで相談されたわけですね。
A:⾼い耐震性能はもちろんですが、部屋数もLDK のほかに2部屋あればいいのでこの場所で平屋が建てられないかを相談しました。
Q:⽔野建築さんと⾔えば住宅の性能、特に⾼気密⾼断熱でこだわっておられる会社です がその点は意識されましたか?
A:もちろん意識しましたし、黙っていても極めてくれることは分かっていましたから安⼼してお任せできました。
Q:この家では床下エアコンが装備されているんですね。
A:社⻑の⽔野さんから、快適性の実証モデルとしてサービスで採⽤していただくことになりました。
床下エアコンは平屋の冬の暖房機能として相性がいい⽅法なんだそうです。
⼀般の住宅では床下に断熱材を敷き詰めますが、この⽅法の場合、床下には断熱処理を施さず、その代わり基礎の⽴上りと外周部に断熱処理を施します。
その上で床下の基礎空間層全体に暖房された空気が⾏きわたるようにエアコンを設置して、室内の各所に開けた床還流⼝(通⾵孔)から暖めた空気を室内へ循環させる⽅法です。
暖かい空気が⾃然に上昇する性質を利⽤したもので、リビングや各居室はもちろん、脱⾐室やトイレなどのヒートショックの危険性のあるエリアも暖かくできるわけです。
Q:ある意味全館空調システムみたいですね。夏は使えないのですか?
A:暖かい空気が勝⼿に上昇するのとは反対に、冷えた空気は下降しますから、夏、エアコンで冷やした空気は床下に滞ってしまうので不向きなんだそうです。ですから夏の冷房⽤として通常の壁付けエアコンを⽤意しました。
Q:冷気は下降するからですね。
A:実は当初、⽔野さんは「⾼気密⾼断熱の平屋なので、⼩屋裏にエアコンを⼀台取り付ければ夏は家中が涼しくなりますよ」って階段付きの⼩屋裏スペースを計画してくれたんです。
でも、私たちは各個⼈で部屋の温度管理がしたかったので居室それぞれにエアコンを取り付けました。
⽔野さんがおっしゃる通りエアコン⼀台で家中が快適温度になることは分かっていましたが、ちょっと贅沢してみました。
Q:いずれにしても夏の暑さや冬の寒さに悩まない、快適な暮らしができるのは嬉しいで すね。
A:本当にそうです。まだ正式にはこの家で暮らしていませんが楽しみです。
Q:プランニングでの要望点はどのようなものでしたか?
A:要望したのはLDK のほかに2部屋あればいいくらいで、あと、バリアフリーを意識し
たので、アプローチはスロープでとリクエストしました。
基本的には多くは要望せず、⽔野さんにお任せでファーストプランを出してもらいました。
Q:出来上がりはいかがでしたか?
A:⾊々なことをちゃんと考えて提案していただけたので、ファーストプランをベースに設計してもらいました。
Q:⼊居を⽬の前に、どんなところがいいなあって思われますか?
A:まず、⺟屋と⾏き来しやすいように⽞関を⻄側に寄せてもらっていたことはもちろんですが、アプローチのスロープが品のある⽯板タイルで施⼯してもらえたことですね。
お洒落さと安全性を両⽴してもらえたのは嬉しかったです。
そして⽞関を建物から奥まらせているので⾬が降りこまないのも安⼼です。
Q:間取りはいかがでしょう?
A:⽞関ホールを広く取ってもらえたのでゆったり上がり下りができますね。
そして何より⽇当たりのよい南⾯いっぱいにLDK をレイアウトしてもらえたので気分が軽やかになります。
Q:キッチンは会話の弾む対⾯式を採⽤したのですね。
A:テレビでニュースを観たり、お笑い番組で笑ったりしながら料理ができるのは楽しいだろうなと思いました。
でもリビング側からは料理中の⼿元が⾒えないようハイカウンタータイプにしました。
LDK の⼀体感を楽しみながらも⽣活感が出すぎないので安⼼なんです。
Q:リビングにはカウンターテーブルが取り付けられていますがリクエストされたのです か?
A:⽔野さんからの提案で取り付けました。
ダイニングテーブル以外に、カウンターデスクがあればパソコンが使えたり、作業台になったり。
「こんなワークスペースがあれば、⾷事の度にいちいち⽚付けなくていいので便利ですよ」って⾔われて確かにそうだなって思い設置してもらいました。
Q:親⼦それぞれのお部屋の間に納⼾を設けたのですね。
A:はい。隣室へ室内の⾳が直接伝わらないよう配慮してもらっています。
これなら就寝時間が違ってもそれぞれがぐっすり眠れると思います。
Q:そしてお⺟様のお部屋側に洗⾯室やキッチン、トイレを設けているのも安⼼ですね。
A:そうなんです。
⽔野さんはできるだけ⺟が便利に暮らせるように最初から考えてくださっていました。
今回はまだお引越し前だったこともあり住み⼼地についてはお聞きできませんでしたが、また今後どこかのタイミングでお話しをお伺いできればと思いました。