多治見市H様邸
更新日:2010/10/06
公開日:2010/10/06
多治見市H様邸では、大工さんが床や壁の工事をしていますので、
目に見えて工事が順調に進んでいることが分かります。H様邸では、床は無垢のサクラ材のフローリングを採用していす。なぜ、この床材を採用しているかというと、無垢の木には、自然の調湿作用が備わっているので、湿気の多い時は水分を吸収して膨張し、乾燥している時には水分を放出して収縮します。
無垢の木が伸縮すると言われているのはその為です。しかしそうやって膨張と収縮を繰り返すことによって、室内の湿度が調整され、快適な状態を保ってくれます。
また、無垢材は、比較的高い断熱性を持っています。それは、木の中に多くの空気を含んでおり、断熱材と同じような構造になっているからです。無垢材を触ったときに暖かく感じるのはそのためです。
一度温まった室内は冷めにくく、冷えた室内は温まりにくいというような、室内の温度を保とうとする保温性があります。
歩行感では、無垢の木は、ほどよくやわらかいため足にかかる負担をやわらげてくれます。素足で歩くと冬は暖かく、夏はサラサラしていて無垢フローリング特有の心地良さがあります。
欠点もあります。その無垢材の性質上、反ったり、曲がったり、割れたりすることはありえます。集成材や合板フローリングはそういった無垢材の性質を補うために作られたものです。安定性や見た目の均一性をお求めであれば、合板フローリングなどにされた方がいいと思います。
岐阜県土岐市注文住宅の水野建築でした。