温熱環境改善と省エネリフォーム講習会 その1
先週の火曜日に大阪で開催された「温熱環境改善と省エネリフォーム講習会」に参加してきました。(一般社団法人JBN・全国工務店協会の主催)
配布された資料です
まずは「温熱環境改善と省エネリフォーム講習会 その1」として浴室回りのことを書きます。
日本の既存の住宅の多くは、断熱・気密性能が低くて良好な温熱環境とはいえないので、様々な温度による問題点を抱えています。社会問題として取り上げられるヒートショックによる入浴中の事故は、なかなか改善が進んでいません。
冬場はゆっくりお湯につかって一息つきたいところですが、急激な温度変化は血圧が乱降下して具合が悪くなります
消費者庁では、消費者への注意喚起として、入浴事故の原因とする際の注意事項を紹介しています。
・入浴前に脱衣室や浴室を暖めましょう。
・湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安にしましょう
・浴槽から急に立ち上がらないようにしましょう。
・アルコールが抜けるまで、また、食事すぐの入浴は控えましょう。
・精神安定剤、睡眠薬などの服用後の入浴は危険ですので注意しましょう。
・入浴する前に同居者に一声掛け、同居者は、いつもより入浴時間が長い時には入浴者に声をけましょう
浴室や洗面脱衣室の室温は最低でも18℃以上ほしいです。
例えば断熱改修工事ができないなら浴室や洗面脱衣室に暖房装置を設置したりして、温度を上げることでも大丈夫です。
また、湯温は41℃で寒いと感じられる場合は、建物、浴室や浴槽の断熱性能が悪いと思われますので、ユニットバスへの取り換えや暖房器具を設置することをお勧めします。
そして、不用意に窓を開け低温な外気にさらされる危険を避けるため、換気装置も設置することが望ましいですね。
トイレでも同様な室温18℃以上を確保してください
私達、地域の建築会社は、この実態を改善させるために、安全で健康に暮らせるためのリフォーム提案を行う立場であり積極的に提案していくべきだと思います。
お化粧リフォームでは対応できませんので、注意して下さい
次回は提案の仕方と概算金額のことは次回のブログで提案します。
浴室などのヒートショック事故を激減させるための調査研究を、ベターリビングという財団法人がやっています。
今回の講習会で参考になったベターリビングのホームページはコチラです
お陰様で創立55周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
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