風量が弱ければエアコンは快適な冷暖房設備です
先週の土曜日は、暑い一日になりました。
9月中旬としては異例の暑さで、最高気温が35℃以上となり、統計開始以来、最も遅い猛暑日を更新したそうです。
断熱性能が高い住宅で連続運転すればエアコンの気流感は少なく快適なんです。
「エアコンが不快だ」という人の多くは、エアコンの風の気持ち悪さをその理由に上げます。
エアコンは空気で熱を運ぶために多くの風量が必要となります。
また、一般的にエアコンは部屋の上部に取り付けられます。
暖かい空気は軽く、床面まで暖かい空気を届けるために風量が多くなってしまうのです。
そして、上部から多く風量を吹き出すと体に風が当たり、不快に感じます。
冷房の場合も、部屋全体に冷気を行き渡らせる必要があるので、やはり大きな風量が必要です。冷たい風が直接当たることは、暖房よりも嫌われます。
しかし、エアコンの使い方で不快感をやわらげることは可能です。
それは、弱運転や止まっている時間が長くなるような使い方です。
ただし、高断熱で保温性の高い家であることが条件です。
もう1つは連続運転をすることがいったん暖まった部屋が冷えないように熱を与え続ける連続運転であれば、弱運転が中心となり、気流感は最小限で済みます。
日本人にとってなじみが深いのは、連続運転ではなく間欠運転です。
そのため、エアコンをこまめにオン・オフすることが、省エネになると考える人は多いようです。
たしかに、断熱性能や機密性能が低い家ではそのほうが省エネになります。
しかし、断熱性能が高い家では違います。
たとえば、関西電力が行った実験にこういうものがあります。外気温度を35℃(一定)として、室内はエアコンを設定温度28℃で冷房運転します。
室温が安定した状態から60分間エアコンを停止し、再度設定温度28℃で60分間運転します。運転時間は合計120分です。
このときの消費電力を測ると、エアコンを停止せずに120分連続運転した場合と比べて、消費電力量は24%多くなりました。似たような実験は他にもいくつかありますが、いずれも連続運転のほうが省エネだという結果になっています。
その理由は、立ち上がり時の電力消費量にあります。エアコンは立ち上がるときに、安定時の5~6倍もの電力を消費します。そのため、オン・オフした分だけ多くの電力消費することになります。断熱性能が高い家では、連続運転のほうがお得なのを覚えておきましょう。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
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