毎日暑い日が続いていますね。
これまで2回にわたり、「エアコンは部屋の広さだけでは選べない」というお話をしてきました。
第1回では、家からどれくらい熱が逃げるかを表す「UA値(断熱性能)」について。
第2回では、家のすき間の少なさを表す「C値(気密性能)」が、冷暖房の効きや光熱費に大きく影響することをご紹介しました。
では、水野建築では実際にどのようにエアコンを選んでいるのでしょうか。
私たちは、「20畳だから20畳用」というような部屋の広さだけで決めることはありません。
住宅の性能を確認し、その家に本当に必要な冷暖房能力を計算したうえで、最適なエアコンをご提案しています。
例えば、同じ大きさのバケツでも、底に穴が開いているバケツは水がどんどん漏れてしまいます。
反対に、穴のないバケツなら、一度水を入れれば、その状態を長く保つことができます。
家もこれと同じです。
断熱性能が低かったり、すき間が多かったりすると、せっかくエアコンでつくった快適な室温が外へ逃げてしまいます。
すると、エアコンはその分だけ長い時間運転し続けなければならず、電気代も高くなります。
しかし、住宅性能が高い家では、一度快適な温度になれば、その状態を少ないエネルギーで維持できます。
そのため、同じ20畳のリビングでも、必要なエアコンの大きさは大きく変わるのです。
さらに、水野建築では断熱性能や気密性能だけでなく、夏の日差しがどれくらい室内に入りやすいかも大切に考えています。
その指標が「ηAC値(イータエーシー値)」です。
ηAC値とは、「冷房期の平均日射熱取得率」のことで、夏の強い日差しが窓や屋根などを通して、どれくらい室内へ入りやすいかを表しています。
この数値が小さい住宅ほど、夏の日射熱を抑えやすく、エアコンの負担も軽くなります。
例えば、西日が大きな窓から差し込む部屋では、断熱性能が良くても室温が上がりやすくなります。
逆に、窓の性能や窓の配置、軒や庇、日射を遮る工夫がされている住宅では、夏でも室温の上昇を抑えることができます。
つまり、快適な住まいをつくるためには、
・UA値(断熱性能)
・C値(気密性能)
・ηAC値(日射熱取得率)
この3つをバランスよく考えることが大切なのです。
住宅の設計では、これらの性能に加え、建物の大きさや間取り、窓の面積や向き、地域の気候条件などをもとに、「冷暖房負荷計算」を行います。
この計算によって、「この家ではどれくらいの冷暖房能力が必要なのか」が分かり、その結果から最適なエアコン容量を選定します。
必要以上に大きなエアコンは、購入費用が高くなるだけでなく、短時間で停止と運転を繰り返し、室温や湿度が安定しにくい場合があります。
反対に、住宅性能に合ったエアコンなら、効率よく運転できるため、省エネで快適な暮らしにつながります。
水野建築では、新築はもちろん、性能向上リノベーションでも、断熱・気密・日射のコントロールまで含めて住宅性能を考えています。
そして、その住宅性能をもとにエアコンをご提案することで、「夏は涼しく、冬は暖かい」だけでなく、「光熱費をできるだけ抑えながら快適に暮らせる住まい」を目指しています。
これから家づくりやリフォームをご検討される方は、ぜひ「何畳用のエアコンを付けるか」ではなく、「この家にはどれくらいの冷暖房能力が必要なのか」という視点で考えてみてください。
家の性能に合ったエアコン選びは、毎日の快適さだけでなく、将来の光熱費にも大きく影響します。
水野建築では、一棟一棟の住宅性能を確認し、お客様の暮らしに本当に合った住まいをご提案してまいります。

▶ 家づくり相談はこちらです
多治見市小泉町Mさま邸の声はコチラです
土岐市駄知町T様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
多治見市笠原町K様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
お陰様で創立61周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
「住いの相談」はいつでも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。


























