中古住宅を買う前に知っておきたい「購入後にかかるお金」と修繕の話

季節の変わり目、体調に気をつけながら穏やかに過ごしたい時期です。
住まいの環境が、日々の体調にも影響することを感じます。

先日、お客様と中古住宅のご相談をしている中で、

こんなお話がありました。

「中古住宅を考えているんだけど、

買った後にどんなお金がかかるのかが心配で…」

「修繕費用って、やっぱり必要なのかしら?」

それを聞いて、私はこう答えました。

「戸建てでもマンションでも、購入後の修繕は必ず必要です。物件価格だけでなく、その後の費用まで含めて考えないといけませんよ。」

■戸建ては「積立がない」からこそ要注意

中古住宅の場合、建物の状態は一軒一軒まったく異なります。

そのため修繕費用を一概に語ることはできませんが、参考になるデータがあります。

約116㎡・木造2階建ての新築戸建てを例に、さくら事務所さんが試算したところ、

雨漏りやシロアリ対策など最低限の修繕だけでも、築30年で約1,200万円が必要になるという結果が出ています。

これは新築からの累計ですので、中古住宅で状態が悪い場合、さらに費用がかかるケースも珍しくありません。

マンションには「修繕積立金」がありますが、戸建て住宅にはその仕組みがありません。

そのため「毎月の負担が少なくて楽」と感じる方もいますが、実際には自分で計画的に備えておかないと、後で家計を大きく圧迫することになります。

■マンションも安心とは限らない

ではマンションなら安心なのでしょうか。

実はそうとも言い切れません。

国土交通省の2023年度調査によると、

修繕積立金が将来の修繕計画に対して不足しているマンションは36.6%にも上ります。

実際、住宅金融支援機構が行っている「マンション共用部分リフォーム融資」は年々利用が増え、2024年度は過去最高水準となりました。

これはつまり、「修繕のために借金をしなければならないマンション」が増えているということです。

積立金を引き上げ、借入返済を含めて毎月の負担が増えるケースもありますが、

修繕を先送りして安全性を損なうよりは、まだ良い選択と言えるでしょう。

■中古マンション選びで確認したいポイント

中古マンションを選ぶ際は、

「積立金が安い=お得」と安易に判断しないことが大切です。

国土交通省は、マンションの規模や階数に応じた修繕積立金のガイドラインを公表しています。

これと比べて著しく低い場合は注意が必要です。

また、

・管理組合の総会や理事会の議事録

・将来の修繕計画

を確認できるかどうかも重要な判断材料になります。

資料の開示に消極的な物件は、すでに管理組合内で意見が対立している可能性もあり、慎重に検討した方がよいでしょう。

■中古住宅の魅力は「手を入れて育てられること」

注意点が多い中古住宅ですが、もちろん良い面もあります。

さくら事務所の田村啓さんは、

「新築住宅は購入時が満足度のピーク。中古住宅は、手を入れることで満足度が上がっていく」と話しています。

適切な修繕やリフォームを行えば、

戸建てもマンションも購入時より暮らしやすく、愛着のある住まいに変えていくことができます。

■購入前に「いつ・いくらかかるか」を知っておく

マンションでも戸建てでも、購入後の修繕は避けて通れません。

特に雨漏りやシロアリ対策など、建物の寿命や安全性に関わる工事は後回しにできない支出です。

子どもの進学などで出費が重なる時期に、修繕が必要になると家計が一気に苦しくなることもあります。

だからこそ、購入前の段階で

「いつ頃」「いくらくらい」かかりそうかを、信頼できる専門家や工務店に相談して把握しておくことが大切です。

中古住宅は、正しく向き合えば大きな魅力を持つ選択肢です。

価格だけで判断せず、購入後の暮らしとお金まで含めて考えることが、後悔しない家選びにつながります。

■水野より一言

中古住宅は「価格が抑えられる」という点ばかりに目が向きがちですが、「本当に大切なのは“住み始めてからのお金」だと、日々のご相談の中で強く感じています。

戸建てでもマンションでも、修繕は必ず必要になります。

問題なのは、その時期と金額を知らないまま購入してしまうことです。

いざ必要になった時に「こんなにかかるとは思わなかった」と後悔される方を、これまで何人も見てきました。

水野建築では、中古住宅購入を検討されている方に対して、

・建物の状態確認

・将来必要になりそうな修繕の目安

・今の暮らしだけでなく、10年・20年先を見据えた資金の考え方

まで含めてお話しするようにしています。

きちんと手を入れ、計画的に修繕を行えば、中古住宅は「住むほどに愛着が増す住まい」になります。

反対に、修繕を後回しにすると、家計にも安全面にも大きな負担を残してしまいます。

「この物件、大丈夫かな?」

「将来、どれくらいお金を見ておけば安心だろう?」

そんな疑問があれば、購入前でも遠慮なくご相談ください。

住まいとお金、どちらも無理のない形で考えることが、後悔しない家選びの第一歩だと思っています。

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お陰様で創立61周年を迎える事が出来ました。

岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。

水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です     

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

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