コストを抑えながら、性能の高い家をつくるには?
― 「総二階」という考え方 ―
少しずつ春の気配を感じる季節になりました。
朝晩はまだ冷えますが、日差しの中にはやわらかな暖かさも感じられる頃ですね。
さて、今回のテーマは「コストを落とすなら総二階」という考え方についてです。
日本の住宅は、全体の約7割が二階建てと言われています。
ただ、注文住宅の打ち合わせをしていると、少し違う傾向が見えてきます。

お客様のご要望を丁寧にお聞きしていくと、
・シューズクローク
・ファミリークローク
・広いLDK
・和室(または畳コーナー)
といった希望が自然と出てきます。
するとどうなるかというと、
1階が広く、2階が小さい家の形になりやすいのです。
これは決して悪いことではありません。
むしろ、ご家族の暮らしを考えると自然な流れとも言えます。
ただし、ここで一つ大切なポイントがあります。
それは1階が広くなると、建築コストが上がりやすいということです。
なぜかというと、1階が広い家は、
その分 基礎の面積が大きくなるからです。
基礎は、住宅の中でも材料費と施工手間がかかる部分。
面積が広くなれば、その分コストも増えていきます。
さらに、1階の形が複雑になると、
屋根の形も複雑になりやすく、施工の手間や材料費も増えます。
そしてもう一つ、
これからの家づくりで無視できないのが 太陽光発電です。
これからの住宅は、「太陽光があると良い」ではなく、
ほぼ必須の選択肢になっていく流れがあります。

ところが、
・屋根の面積が小さい
・屋根の形が複雑
こうなると、太陽光パネルが思うように載せられません。
枚数が取れず、
せっかくの設備計画が中途半端になってしまうこともあります。
その点、総二階の家は屋根形状がシンプルで、
屋根面積も確保しやすいため、
太陽光の計画がとても立てやすくなります。
さらに、現場の視点から見ても総二階はメリットが多いのです。
同じ延床面積でも、
形がシンプルな家の方が職人さんにとって施工しやすい。
段取りも読みやすく、
手戻りも起きにくい。
結果として、同じ広さでも総二階の方がコストを抑えやすいというわけです。
そして最近は、暮らし方の面でも変化があります。
家事動線を突き詰めていくと、
2階に水まわりを配置するプランが合理的になるケースも増えています。
例えば、
洗濯 → 干す → しまう(ファミリークローク)
この流れを2階で完結できれば、
洗濯のたびに階段を上り下りする必要がありません。
つまり、
総二階=暮らしに不利というわけではなく、
設計次第でとても合理的な住まいになります。
ここで、私が大切にしている考え方があります。
それは
「間取りから構造を考える」のではなく、
「構造から間取りを考える」という視点です。
まず、シンプルで強い構造の“器”をつくる。
その中で間取りを整理していく。
そうすると、
・コストが読みやすい
・施工が安定する
・断熱や性能を確保しやすい
・太陽光も計画しやすい
といったメリットが自然と生まれてきます。
「コストを落とす」というと、
何かを削ることを想像される方も多いかもしれません。
でも、本当に大切なのは削ることではなく、形を整えること。
形を整えることで、性能を落とさずにコストを抑える。
その一つの答えが、総二階という考え方だと私は思っています。

家づくりは、見た目の間取りだけでなく、
構造・性能・施工・将来の暮らしまで含めて考えることが大切です。
これから家づくりを考える方は、
ぜひ「家の形」にも少し目を向けてみてください。
そこに、無理なくコストを整えるヒントが隠れているかもしれません。
家づくりは、
最初の考え方で結果が大きく変わります。
・何から始めればいいのか
・住宅会社の違い
・断熱や性能のこと
など、住まいの疑問がありましたら
どうぞお気軽にご相談ください。
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