平屋 × エアコン1台で失敗しないための条件とは?

土日はポカポカ日和でした。

ただ、朝晩の気温差には気をつけていきたいですね。

前回のブログの相談者との打ち合わせ議に、少し考えてみた事を書きます。

「エアコン1台で家中快適」

この言葉に魅力を感じる方は多いと思います。

実際、平屋はワンフロアで生活が完結するため、エアコン1台空調と相性が良さそうに見えます。

しかし一方で、

・新築なのに床が冷たい

・足元だけ寒い

・思ったほど快適じゃない

というご相談が多いのも事実です。

その違いは、

「エアコン1台かどうか”ではなく、条件がそろっているかどうか」

にあります。

■ 条件① 家の大きさが「ちょうどよい」

まず大前提として、平屋 × エアコン1台空調が成立しやすいのは、

・延床30坪前後まで

・横に広がりすぎていない間取り

の場合です。

40坪を超える平屋や、横長に部屋が広がるプランでは、

・暖気が途中で止まる

・床まで熱が届かない

といったことが起こりやすくなります。

■ 条件② 空間が“つながっている”

エアコン1台空調は、空気が家全体を回れることが前提です。

そのため、

・壁や建具で細かく区切られていない

・廊下が少ない

・LDKを中心に空間が連続している

といった間取りの方が向いています。

逆に、

・個室が多い

・LDKから離れた部屋がある

場合は、1台空調は難易度が上がります。

■ 条件③ 床下まで含めて断熱が整っている

平屋で特に重要なのが、床下断熱での床下環境です。

・床下断熱が十分に入っている

・断熱材の施工ムラが少ない

・気流止めがきちんと効いている

これらがそろっていないと、いくら上から暖めても、足元だけ冷たいという体感になります。

平屋は床と外気の距離が近いため、床下の断熱性能がそのまま体感に出ます。

■ 条件④ エアコンの「能力」ではなく「位置と向き」

「◯帖用だから大丈夫」という考え方は、失敗の元です。

大切なのは、

・どこに設置するか

・風がどこへ流れるか

・暖気が床まで届くか

という位置と向き。

壁付け1台の場合でも、

・吹き出し方向

・近くに遮る壁がないか

によって、体感は大きく変わります。

■ 条件⑤ 空気の“戻り道”がある

空調は、

・暖かい空気を出す

・冷えた空気を戻す

この循環がないと成立しません。

平屋で失敗しやすいのが、戻り道(リターン)が考えられていないケースです。

・空気が一方向に溜まる

・部屋ごとに温度差が出る

こうした場合、1台空調はうまく機能しません。

■ 条件⑥ 「完璧」を求めすぎない

エアコン1台空調は、とてもシンプルで魅力的な考え方です。

ただし、

・すべての部屋が同じ体感

・どこにいても完全に均一

を求めると、

満足度は下がってしまいます。

「大きな不快がない」

「足元が冷えない」

このラインを目標にすることが、失敗しないコツです。

■ 条件がそろわない場合はどうする?

大切なのは、「1台にこだわらないこと」。

・補助的な空調を足す

・床下環境を整える

・空気の流れを調整する

こうした微調整で、体感が大きく改善することはよくあります。

■ 水野建築が考える結論

水野建築では、エアコン1台にすること= 正解とは考えていません。

大切なのは、

・家の大きさ

・間取り

・断熱・気密

・空調の流れ

・住まい手の体感

これらを踏まえた無理のない空調計画です。

■ 最後に

平屋 × エアコン1台空調は、条件がそろえば、とても快適です。

しかし、条件が一つでも欠けると、

・床が冷たい

・足元が寒い

・なんとなく不快

という結果になりやすくなります。

「うちは合っているのかな?」そう感じた方は、空調や床下環境を一度見直してみてください。

調整で改善できるケースも、少なくありませんよ。

「住いの相談」はいつでも行っていますので、お気軽にお問い合わせ下さい

お陰様で創立61周年を迎える事が出来ました。

岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。

水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です     

「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。

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