― GX志向型住宅とパッシブデザインを学んで ―
やわらかな日差しに、少しずつ春の気配を感じる頃となりました。
光の入り方ひとつで、室内の心地よさも変わる季節です。
先日、セミナーを受講しました。
テーマは、パッシブ手法に基づいたプランニング。
設備や断熱性能の話ではなく、
「建物の配置」「窓の考え方」「光や風の取り入れ方」といった、
『設計の初期段階で決まる“住まいの質』についての内容でした。
今回含めて4回シリーズで皆様に分かりやすく皆様にお届けします
(今回は5回シリーズの1回目です)
■パッシブデザインとは「自然を味方につける設計」
パッシブデザインとは、エアコンや機械設備に頼り切るのではなく、
・冬は太陽の熱を上手に取り入れ
・夏は日差しを遮り
・風や自然光を暮らしに活かす
といった 自然の力を上手に使う家づくり です。
講義の中で繰り返し強調されていたのが、
「この考え方は、間取りが決まってからでは遅い」という点でした。
建物の配置や向き、形状は、
あとから変えにくい要素です。
だからこそ、最初に考えることがとても重要になります。

■南をどう使うかで、家の性能は大きく変わる
太陽の動きは、季節によって大きく変わります。
・冬(1月)は、南面に最も多く日射が当たる
・夏(8月)は、太陽高度が高く、南面の日射量は冬の約半分
つまり南面は、
冬は暖かく、夏は過剰な日差しが入りにくい
パッシブデザインにとって、とても優秀な方位です。
講義では、
「南を意識した配置計画こそが、パッシブデザインのキモ」
という言葉が印象に残りました。

■配置計画は「日影図」から考える
どれだけ性能の良い窓を使っても、
南側に高い建物があって日射が入らなければ意味がありません。
そこで重要になるのが、日影図を使った配置計画です。
敷地の中で、
・冬にどれだけ日射が入るのか
・どの時間帯に影が落ちるのか
を事前に確認することで、
建物を「どこに・どの向きで」建てるべきかが見えてきます。
北側に建物を寄せることで、
南側の庭や窓に日射を取り込みやすくする、
そんな基本が、住まいの快適性を大きく左右します。
■形が複雑な家ほど、熱は逃げやすい
講義では、建物の「形」についても触れられました。
同じ床面積でも、
・凹凸が多い形
・コの字型や分棟配置
になるほど、外皮(外気に触れる面積)が増え、
熱が逃げやすくなる傾向があります。
一方で、正方形に近い総2階の建物は、
外皮面積が小さく、
断熱性能・コストの両面で有利になることもあります。
もちろん、形にはそれぞれメリットがありますが、
性能とデザインのバランスを意識して計画することが大切だと感じました。

■GX志向型住宅に必要なのは「暮らしから考える視点」
今回の講義を通して強く感じたのは、
GX志向型住宅とは、「数値だけ良い家」ではない、ということです。
・どの部屋で一番長く過ごすのか
・朝日を取り込みたいのか
・風を感じながら過ごしたいのか
こうした 住まい手の暮らし を起点に、
配置・形・窓を考えていくことが、
心地よく、結果的に省エネな住まいにつながります。
次回のブログでは、
👉 「通風は入口と出口で決まる」
👉 「昼光(自然光)は高い位置が基本」
といった、もう一歩踏み込んだ内容を分かりやすくまとめる予定です。
GX志向型住宅や、これからの家づくりを考えるヒントとして、
少しでも参考になれば幸いです。
家の配置や向きは、完成してからでは変えにくい大切なポイントです。
「この土地で、どんな配置が合うのか?」
気になる方は、間取りを考え始める前の段階でも、お気軽にご相談ください。
土岐市駄知町T様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
多治見市笠原町K様邸性能向上リノベーション工事のお客様の声はコチラです
お陰様で創立61周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
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