中古住宅購入で失敗しない「家計チェック」

― 安く買えたはずが、高くつく前に知ってほしいこと ―

暦の上では春を過ぎていますが朝晩の冷え込みはまだ続き、住まいの寒さを実感する日も多い時期です。

中古住宅は、新築に比べて「価格が抑えられる」「立地が選びやすい」といった魅力があります。

一方で、購入後に「こんなにお金がかかると思わなかった…」という声が多いのも事実です。

今日は、中古住宅を購入するときに家計の面で失敗しないためのチェックポイントを、分かりやすく整理します。

■リノベーション前の写真

■リノベーション後の写真

■ ① 物件価格だけで判断しない

中古住宅でまず目に入るのは「販売価格」です。

新築より安く見えると、それだけで安心しがちですが、「本当に大切なのは総額」です。

中古住宅では、購入後に

・リフォーム・リノベーション費用

・設備の交換費(給湯器・水回りなど)

・修繕費

が必要になるケースが少なくありません。

「いくらで買えるか」ではなく、

「住める状態にするまでに、いくらかかるか」

ここまで含めて考えることが大切です。

■ ② ローンとリフォーム費は一緒に考える

よくある失敗が、「家のローン」と「工事費」を別々に考えてしまうことです。

・住宅ローンはいくら?

・リフォームは後で考えよう

この進め方だと、あとから資金が足りなくなることがあります。

中古住宅の場合は、

・物件代金

・リフォーム・性能向上費

を最初からセットで資金計画に入れることが安心への近道です。

■ ③ 見た目より「中身」にお金がかかる

内装がきれいだと、「このまま住めそう」と感じることがあります。

しかし実際にお金がかかるのは、

・断熱性能

・配管や電気配線

・床下・天井裏

・耐震性

といった、見えない部分です。

ここを後回しにすると、住み始めてから「寒い」「光熱費が高い」「また工事が必要」となり、結果的に家計を圧迫します。

■ ④ 光熱費は“将来ずっと払うお金”

中古住宅の家計チェックで、意外と見落とされがちなのが光熱費です。

断熱性能が低い家では、

・冬は暖房費がかかる

・夏は冷房が効きにくい

・毎月の支出が安定しない

という状態になりがちです。

住宅ローン+光熱費この合計が、毎月の本当の住居費です。

購入時に少し性能にお金をかけることで、

長い目で見ると家計が楽になるケースは多くあります。

■ ⑤ 「何年住むか」をイメージする

中古住宅は、「何年住む予定か」によって、考え方が変わります。

・10〜15年程度なのか

・定年後まで住むのか

・終の住処にするのか

長く住むほど、性能・修繕・光熱費の影響は大きくなります。

短期目線では安く、長期目線では高くなる。そんな選択にならないよう注意が必要です。

■ 最後に|中古住宅は“考え方次第”で安心になる

中古住宅は、決してリスクが高い選択ではありません。

ただし、

・価格だけを見ない。

・将来の支出も想像する。

・分からないところは専門家に確認する

この3つを意識するだけで、家計面の失敗は大きく減らせます。

「安く買うこと」より、「安心して住み続けられること」。

それが、中古住宅選びで一番大切なポイントだと思います。

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