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「一次エネルギーを削減する家づくり」の勉強会

今年の1月から毎月1回行われました、

「一次エネルギーを削減する家づくり」

の勉強会が先週の第4回目で終わりました。

 

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今回のブログは建築用語の難しい言葉が出てくるかと思いますが、

難しいと思われたらスルーしてください。

 

この勉強会の考え方は、エネルギーのほとんどを輸入に頼るわが国では、

一次エネルギーの削減が緊急の課題です。

こうした背景から、住宅の省エネルギー政策は、外皮の評価から、

設備機器も含めた一次エネルギー削減重視に転換してきました。

平成25年基準では一次エネルギー消費量算定が必須となりました。

 

限られた資源をめぐり資源争奪戦と資源価格の高騰はますます激しくなると考えられます。

さらにエネルギー問題が深刻化すれば、

将来にわたりエネルギーのコストを心配しないで

生活をしたいというニーズが潜在化すると思われます。

そのキーワードが「一次エネルギー消費量の削減」です。

しかし、一次エネルギーという言葉は、お客様には分かりにくいかもしれません。

 

そこで、住宅に関わる一次エネルギー消費量の削減は、

住宅の性能向上や適切な設備の選定で実現できることを、

私たちが身近な言葉に替えて分かりやすく語る事が重要になってきます。

 

一般の家庭で使われる一次エネルギーの実態としてよくみる下記のグラフ。

 

212-2-3.4

 

全世帯の平均として、給湯・暖房で全体の53%をしめます。

(土岐市では56,5%くらいです)

お客様には、エネルギーを減らすことは支払金額が減ると考えて、伝えるのがいいかと思います。

 

効果的な削減が狙えるのは、冷暖房と給湯の一次エネルギーです。

ステップ1として、冷暖房の一次エネルギー削減は、外皮性能アップが必須です。

住宅の性能を上げる事です。

 

給湯一次エネルギーの削減は、従来の機種から省エネタイプへの切替です。

または、エコキュートへの検討です。配管や端末の検討も大きな効果があります。

 

ステップ2として、太陽の利用を考える。太陽の恵みは一次エネ削減に大きな効果があります。

ステップ3として、創エネ・蓄エネ時術を含め、各家庭で完結するエネルギーマネジメント技術の確立です。

 

私たちの地域の標準家庭の給湯設備のエネルギー消費量が下記です。

27810MJ

上記を減らすことが削減へとつながります

 

給湯一次エネルギー消費削減の項目別削減効果ですが、

給湯器の選定に入る前に配管・水栓等の選定で、(台所・浴室・洗面室の蛇口の変更)

なんと-6308MJ(22.7%)の削減ができます。

 

そして浴槽を高断熱浴槽で-792MJ(削減率2.8%)となります

 

また、エコキュートを使えば(エコキュートを年間保温効率3.0の普及タイプで)、

-4798MJ(17.3%)の削減となります。

 

合わせて-11898MJの削減となります。

 

27810MJ-11898MJ=15912MJ(削減率42.8%)です

 

この15912MJをお客様には金額に置き換えて提案していきます。

 

ただし、電気温水器は+29180MJの増加になりますので、使用しないようにして下さい。

 

ここで、メガジュール【MJ】という言葉が出てきます。

これは発熱量をあらわす国際単位で、キロカロリーに代わるものです。

1MJ(メガジュール)は、238.889キロカロリーです。

 

暖房設備一次エネルギーの事は次回に書きます。

 

お陰様で創立50周年を迎える事が出来ました。

注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます♪

 

 

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