社員大工さんがいる建築会社さんを選んで下さい
新築・建替えや、性能向上リノベーション工事を考えた時に、選択する建築会社には社員大工さんがいたり、大工育成を行っているかも見てくださいね。
国勢調査によると、大工の人数は2020年時点で29万7900人。
40年前の1980年と比べると約3分の1の水準だそうです。
建設業の労働環境に詳しい芝浦工業大学の蟹沢宏剛教授は「建設・土木作業員全体でも人数は減っているが、減り方はピーク期の300万人超から200万人弱へとおよそ3分の2の減少だ。
大工の人数の落ち込みは著しい」と話されています。
2020年時点で大工の約60%が50歳以上で、うち30%は65歳以上だそうです。
一方、30歳未満は7.2%にとどまります。
「このままなら、2035年前後に約15万人となり、40年代前半には10万人を切る水準まで減るそうです。
そうなると、家を建てることが難しくなりますし、アフターフォロー等色んな所で問題が出てくると思います。
若い人が大工さんに興味が無いのは給料の安さです。
平均年収が450〜500万円くらいだと思います。
大工さんは、道具は自分持ちになりますので、道具をそろえるには自腹になります。
また、ローコスト住宅や建売住宅の大工の日当を下げて建築費を下げているのも原因の一つです。
次に一人親方ですと社会保険や労災、年金等の社会保障がないのが当たりまえです。
工事現場で怪我でもすれば、労災では全額の休業補償をしてくれません。
水野建築では平成1年から大工さんを社員大工としていますので、社会保険、雇用保険、厚生年金は当たりまえです。
賞与も出していますし、年間休日も110日あります。
元請となる建築会社さんが社員大工を抱えるようにしなければ、大工さんは段々と少なくなってしまします。
能登半島地震の復興に人手不足がありますので、大工さん不足は、いずれは社会問題にもなると思います。
建築会社さんは、専属の大工さんを使いますが、社員さんでないので、仕事が無い時は無収入になります。
そうなれば、仕事がある建築会社さんに移動していきます
新築・建替えや、性能向上リノベーション工事を考えた時に、選択する建築会社には社員大工さんがいる建築会社さんを是非選んで下さい。
大工さんは一人前になるまで早くて5年、和室の床の間まで出来るようになるには10年かかります。
建築会社選びに、そんな視点も持って選ばれると良いと思います
リノベーション工事やリフォーム工事においても、社員大工がいる工務店は信頼性があります。
新築工事よりリノベーション工事の方が、大工工事は難しいです。
また、社員大工がいる建築会社では、アフターメンテナンスや大規模な営繕工事もしっかりと対応できます。
これから家を建てる方、リノベーション工事を考えている方は、ぜひこの点を考慮に入れてみてください。
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お陰様で創立60周年を迎える事が出来ました。
岐阜県土岐市、注文住宅&省エネ・快適・健康リフォーム工事の水野建築でした。
松尾式設計研修プログラム受講して実践しています。
水野建築は、ZEHビルダー★★★★(四つ星)です
「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー2019」優秀賞を受賞しました。
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